ふもれすく年譜 1935年(昭和10年)


【1月】
長江、書き下ろし「釈尊伝第三部出家篇」
を加え『創作色損』(香風閣)刊行。

【3月】
●3/26
与謝野鉄幹、肺炎で死去。62歳。

【4月】
●から長江、日本評論社版
『ニイチェ全集』刊行始まる。
第一回配本は「ツァラトゥストラ」。

全集がニイチェ図書館に送られることに。

●このころ、糸島高等女学校の講堂で講演
「日の丸精神について」あり。
講演者が大杉と野枝に言及、
笑子(3年生)が講堂から駆け出して行く。
留意子2年生。
『ルイズーー父に貰いし名は』p98

【8月】
●辻潤『痴人の独語』(書物展望社/限定600部/2円)

【11月】
●下旬
無政府共産党事件で近藤憲二、留置される。
『ルイズーー父に貰いし名は』p97

【12月】
●12/18
荒木郁子、らいてうらが、
遠藤清子と長男・民雄の墓を
谷中墓地に建てる。

堀場清子『青鞜の時代』p244

●12/24
浜田糸衛、長江宅を訪問。
クリスマスプレゼントを渡した?

●このころ、牧野田幸子(次女エマ)は
静岡の柴田菊を保護者にして、
英和女学院に通学。
同校三年の冬、自分の出自を知る。
『ルイズーー父に貰いし名は』p85

ふもれすく年譜索引