ふもれすく年譜 1885年(明治18年)


【1月】
●1/17
香川県丸亀町で丸亀十二連隊少尉・
大杉東(あずま/1860年~)、
大杉豊(とよ/1863年~)の長男として
大杉栄、生誕。

豊は丸亀連隊大隊長・
山田保永の妻・栄(えい)の妹。

母の実家は和歌山の湊七曲び造り酒屋。
母方の祖父・楠井力松は
和歌山の湊七曲で町道場を開いていた。

父の実家は名古屋から西に四里、
津島という町の近くの越治村大字宇治。
その後、越治村が隣村と合併し神守村に。
代々は宇治の庄屋。

父方の祖父の弟は国学者。
大杉東は三人兄弟。
長兄・猪は宇治の家を継ぎ町長などをやる。
次兄・一昌は名古屋在住。
➡『大杉栄 伊藤野枝選集 第十巻』「自叙伝」p7

【5月】
●福田英子(ひでこ)、
大阪事件で逮捕される。

【6月】
●大杉東、近衛第三連隊に転属。
一家は東京の麹町区番町に住む。

【7月】
●7/20
『女学雑誌』創刊。
1904年(明治37年)2月まで526号、
計548冊刊行。

【9月】
●四谷区尾張町に華族女学校が創設される。

●明治女学校が開校。

【11月】
●11月下旬
オスカー・ワイルド、ケンブリッジを訪れ、
ケンブリッジ大学の学生になった
ハリー・マリリアと再会。

この時、学生たちの演劇上演のお返しに、
ワイルドが即興で物語ったのが「幸福の王子」。

この年、男性間の性行為に関する
イギリスの刑法改正。
➡宮﨑かすみ『オスカー・ワイルド』p63

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