コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第263回 年に20着も作りません

見知らぬ方から
「がんばってね」メールをいただきました。
うれしいです、
ありがとうございました。

いただいたメールの中に
今売れてる
ときめきお片付け術の本の
話があったんで、
関係ないかもしれないけど、
頭に浮かんだことがあります。

私はよく
「コウさんは服が短時間で作れるから
服がものすごくたまりませんか?
すべてとってあるんですか?」
というような質問を受けます。

1着を半日以下で作れるんだから
って計算したのか
「月に20着くらい作るんですか?」
と聞かれたこともあります。

たぶん、年に20着も作りません。
クレヤン定期購読者の方は
クレヤンを見てわかると思うけど、
わりと同じ服を着回しています。

ダイエットしたんで、
ダイエット前に作ったゆるい服は
家着にするか、
つめて着てます。
作った服はだいたいとってあるけど、
処分した服もあります。

でもたぶん、
持っている洋服の数は、
既成服を買ってる人より少ないと思う。
同じくらいか多いとしても、
一着ずつの満足度は
私のほうが、比較にならないくらい
高いと思う。

服が短時間で作れると
無駄な服まで作ってしまうのでは
ないかというのは、
私に関しては大間違いです。

洋服に限らず、
作るとは、
仕組みを知ることです。

洋服を作れるようになれば、
仕組みをわかった目で
洋服を見ることができるようになります。
仕組みをわからずモノを買うのと
仕組みをわかってモノを買うのでは
雲泥の差があります。

たぶん、
表面的な流行を追わなくなり、
無駄な買い物をしなくなります。

私の場合は、
自分の欲しい服は
私が作った服なので、
わざわざそれ以下のモノを
妥協して買うことはありません。

よく買うという行為自体が
女性は楽しいのだというけど、
それは余分なお金が
ある人のいうことで、
ビンボーなので欲しくないモノを
買うのは苦痛でしかありません。

と書いてて思ったけど、
服を作るようになって、
「余分なお金」を生み出す
仕組みについても
私は考えるようになりました。

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(発行:日本文芸社
 企画:エム・エム・クリエーション
 編集協力:ツルシカズヒコ

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『裁縫女子』(リトルモア)のインタビューなど】

雑誌『hito(ヒト)』3号

「サイゾーウーマン」

●歌人の枡野浩一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/recorded/12750111

●写真家の大野純一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi

●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35

●『裁縫女子』は↓で最初の4ページが読めます(無料)。
http://xfs.jp/yVaxt

●YouTube 「クレヤン放送局」は↓
http://www.youtube.com/user/watanabe3kou