コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第546回 チープ・シック

今日の手芸部では、
クレヤン定期購読者でもあるSさんから
「コウせんせ、本はまだですか?」
と優しく質問されました。

ガビーン!

ちなみに、この場合の「本」とは、
クレヤンのことであるのは明白。
11月までには必ず発行します……。

というわけで、
この話題は終わりね
(続けるとひたすら言い訳になる
可能性大なので)。

さて、最近、この本↓読みました。

この前、
下北沢のヴィレヴァンに寄ったら、
入り口のとこに、
この『チープ・シック』が、
ガーンとディスプレイされてて。

最新号のポパイが、
チープ・シック特集を組んでるらしいね。

それ見たときの
正直なアタシの内なる声↓

〈ウハーッ、
まだアメリカかよ、
バカなの?〉

『チープ・シック』が話題になったのって
80年代はじめくらいですかね。
話題になってたころは、
なんかバカにしてて(あ、いまもか?)
ちゃんと読んでなかったんだけど。

服装本としてはまったく参考にならない。
ギャグ本としてはちょっと楽しめる。
あの手のドラッグ系というか、
ヒッピー本にありがちな
妙なハイテンションさが
少し笑ってあげられる。

けど、
アン・ファッションとしての服装の答えは
チープ・シックじゃないだろ、
と私は思う。

アン・ファッションで生きることが
可能だとしたら、
自分の服は自分で作る!
しかない。
その視点がない服装の本はクソだ。

なぜなら、日本人は、
自分で自分の服を作ることで
「洋服とは何か」を学ぶ、
まだその時点にいると思うから。
まだ「終戦直後」なんだと思うのよね。
 
  

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