コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第717回 ワイルドとリバティ、そしてヴィクトリア


オスカー・ワイルドの評伝、
昨年11月発行の
『オスカー・ワイルド
「犯罪者」にして芸術家』

(宮﨑かすみ著/中公新書)から
読みはじめて、
現在、3冊目を読み中です。

3冊目は、1960年
(アタシが生まれる前!)発行の
『オスカー・ワイルドの生涯』
(平井博著/松柏社)。

ちょっと古いんで、
読まなくていいかなと
思ってたんだけど、
まるで逆で、
アタシが無知だっただけで、
著者の平井博氏は、
日本の(いや世界の)
ワイルド研究の嚆矢らしく、
昭和11年に
東京「帝国」大学卒業って!
ワイルドの愛人、ダグラスにも
協力を得たって!
スゴっ。

文字が小さくって2段組みで272頁
というボリュームも濃いが、
参考文献書誌の列挙が詳細だし、
人名索引も英語だし、
ワイルドはじめ登場人物の
書いた手紙とかが、英文で
部分的に挿入されてたりする
編集方針もイカす。

たとえば、
〈後年彼が ” 僕は、初めてボジーに
会ったときから、彼のもつ
aristocratic, insolent baldness
が恐ろしかった” と言っている…〉
ってな感じ。

注;
baldness は、この場合、
「ハゲ」ではない。
つか、ええっ、ハゲーっ!
って思い込んで、
調べてしまったのはアタシです。

あと、
19世紀末のロンドンやアメリカの
ジャーナリズムが、
ワイルドをどう伝えたかの描写が
多いのも面白い。

文章にユーモアもあるし。


というわけで、
今回は、
ロンドンがらみで、
リバティ製品を扱うネットショップ
「Ladybug Kids」から
リンク商品を選びました。

「Ladybug Kids」は、
店名のとおり、
キッズ用服と靴のお店なんですが、
服は身長155cm用まであるし
(もちろんアタシには小さいけど)、
靴は24〜25cmくらいまで
あるんですよ。

アタシが特に好きなのは、靴!
安くてかわいい〜。

ヴィクトリア(スペインだけど)の靴は、
完売するのがものすご早くて、
いまだgetできずですが、
見てるだけで気持ちよくなる
かわいさです。

↑この靴だけは、
なんとかgetできたんだけど、
ベルベットがフカフカで、
もうホント、このかわいさは
子ども用じゃないと
ありえませんよ。

てわけで、
51歳で子ども靴、履いて、
何が悪いっ!


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