コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第756回 カントリーくさいエドワーディアン


映画『モーリス』を観ました。
1911〜13年が舞台なので、
ジョージ5世の時代なわけですが、
ファッション的には、
エドワーディアンですね。

エドワーディアンと言えば、
クレヤン7号で描いた
『明日に向かって撃て!』の
ドレスがそう↓
20140629_ill01
※イラスト=ワタナベ・コウ
※着色は脚色(笑。

『明日に向かって撃て!』は、
衣装がイーディス・ヘッドで、
正装時のドレスはもちろん、
カジュアルの衣装もかわいくて
かなり好きなんだけど、
なぜかアカデミーの
衣装デザイン賞はとってない!

役者の容貌が耽美じゃないせいで
衣装までいまひとつに
(アタシには)思えた
『モーリス』のほうが、
衣装で賞とってるなんて、
不可解です。

(エドワード7世が女好きだったせいか、
エドワーディアンのジュエリーには
素敵なものが多い)

エドワード朝は、正確には、
ヴィクトリア女王のぐうたら息子、
エドワード7世が在位した
1901〜1910年のことですが、
ファッションとしての
エドワーディアンは、
ヴィクトリア朝末期、つまり
1890年代くらいから1910年代
くらいのファッションを指すことが
多いようです。

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ヴィクトリアンも
エドワーディアンも、
レース、フリル、ギャザー、テープを
使った装飾的なスタイルです。

違いは、
エドワーディアンのほうが
シルエットが細身で
繊細な印象が強いこと。

ヴィクトリア女王が、
おデブちゃんだったことと
関係あるのか、ないのか。

また、
ヴィクトリア朝から
エドワード朝時代は、
近代化、都市化が完成してたがゆえに
田舎への憧れも強まった時代でもあります。

1970年代にエドワーディアンを
模倣して流行らせたと言われる
ローラ・アシュレイは、
カントリーくさいエドワーディアンの
代表と言えるでしょう。

ちなみに、
カントリーくさいエドワーディアンは
わりと好きです。

最近だと
絶賛流行中のマキシワンピなんかは、
カントリーくさいエドワーディアン
と言っていい感じですね。

第一次世界大戦がはじまる前と
時代の空気が似ているせい?

(↑エドワーディアンのシンブル、
イラストがかわいい!)


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 編集協力:ツルシカズヒコ