第769回　働く女性は増えたのに生きづらいのはなぜか

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第769回　働く女性は増えたのに生きづらいのはなぜか

2014-07-12（土）

和光大学で
上野千鶴子さんの講演
「女たちのサバイバル作戦」を
聞いてきました。

働く女性は増えたのに
生きづらいのはなぜか、
って内容。

生きづらさの最大の理由は、
ネオリベラリズムのせいだと。

ネオリベ、つまり新自由主義、
いわゆる、
規制を緩和するから自由に競争して
稼いでいいよ、みたいなことですね。
そのかわり、自己責任ですよ、と。

そして、格差が広がり、
自分を責め、心を病む人が増えた、
というわけですね。

上野さんの話は、よくも悪くも
断定的なのでわかりやすい。

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ネオリベは、
オヤジ社会の別名だから、
まあ、今だに男社会なことが
あらゆるツラさの元凶ってわけで、
それは共感できる。

フェミニストの言う「男が敵」に関しては
全面的に賛成。例外もいるけど（笑。

けど、
上野さんたちフェミニストの嚆矢
であるところの山川菊栄さん
（伊藤野枝と同時代の女性）は、
女性問題に科学的視点をはじめて
持ち込んだ女性だそうですが、
アタシがフェミニストに
なんとなあく全面的共感に至れないのは、
その科学的視点臭のような気がする。

つまり、
人間は理性的なもので、
ちゃんと勉強すれば
ちゃんと行動できる的な考え方。

そして、
経済の問題がクリアできれば
男女は平等になれる的な考え方。

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そして、
今日の講演の内容である、
働く女性は増えたのに
生きづらいのはなぜか。

いや、アタシ、正直言って、
ああやっぱり、って思ってて。

というのは、
なにがあったんだか知らないけど（笑、
アタシ、小学生くらいのころから、
4年制大学へ行って、
会社員とか公務員とかになって
お金を稼げるようになったら
本当に幸せになれるんだろうか、
と疑い続けておりまして。

　
ちなみに、専業主婦願望もなかった。
自分の場合、専業主婦になったらツラい、
という判断も、なにがあったんだか、
やたら早かった。