コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第20回 笑うとこ、だったんですよね?

クレヤン11号、あとちょっとで入稿できる状態になりました。
コラムも復活させて書かないと。

先週、というか、もう先々週になるのかな、
5日(金)、6日(土)はカタログハウス東京店での教室でした。

今回は、大阪から
アックス・ヤマザキ(山崎範夫のミシンのメーカーさん)のTさんと
カタログハウス大阪店のOさんが応援に来てくれたんですが、
ふたりは「東京の電車は静かだ」と言ってました。
大阪の電車の中はもっとにぎやかなんですね。
そう言われるとそんな気もするけど、
そんなに知り合い同士で乗ってるのか?
いやいや、大阪では、知り合いじゃなくても話しかけるんでしょうね、
たぶん。

そうですねー、私が、大阪と東京の教室で感じる違いを
ひとつだけ挙げろと言われたら、
大阪では笑ってほしいところで笑ってくれるってことですかね。

教室では最初にあいさつをします。
今回の課題のピーコート風ジャケットはちょっとむずかしかったんで、
最初に長めの作り方説明をしたんですが、
私なりに「笑うとこ」も入れてやったわけです。

大阪教室の参加者は私が最初に挨拶するとき、
ニコニコというかニヤニヤというか、
最初から「わあ、コウさんだわ」みたいな感じの人が多いんで
しゃべりやすいんですね。
かなりつまらないことにもクスッとしてくれます。

今回、東京教室の反省会をしたとき、
大阪店から手伝いに来てくれたOさんが
「コウさん、あれって笑うとこだったんですよね?」と言ってました。
常に大阪の人は「笑うとこ」を意識しているのか……。
「そう、東京はいつもあんな感じなの……」

大阪では、私が説明しているときにあくびする人とかもいます。
1月の大阪教室では
「あくびしている人もいるんで、ここでやめます」と言いました。
頭にきたわけではなくて、説明ももう後半だったし、
自分でもちょっと疲れてたんで、
説明をやめるタイミングにちょうどいいやと思っただけなんですが。
あくびしてた本人も「いったい誰があくびしたんだ?」って
顔してたのもおかしいんだけど、
別の人が「やあ、センセ、やるわあ、ハッハッハッハ」って
手をたたいたオバチャンがいたのがよかったですね。

東京教室でも
「今回は難しいんで、説明が長くなりますけど、
あくびした人が出たらそこで説明やめますから、
心してしっかり聞いてください」と言ったんですが、
だれも笑ってくれなくて、どうしようかと思いました。

とはいえ、本心はどうなのか、なんてことを考えたりすると、
笑ってくれる人たちのほうが実はコワい、のかも。