コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第55回 ひつじやのオジサン

今日の手芸部では、ひさしぶりに私も作りました。
ギンガムチェックのノースリーブ・シャツです。
ちょっと先の話になりますが、7〜8月のカタログハウスの教室では、
このノースリーブ・シャツをやります。
衿のとこは本格的なシャツ仕立ての台衿つきです。

さて、今日参加のAさん、横浜の方なんですが
(横浜から来てる人がなぜか多い)、
なんかいつもより顔が「きれいに」見えるなあと思って、
なぜかしらと考えたら、
着てるカットソーの色のせいだとわかりました。

作るものの生地の素材や色をたずねられることが多いので、
参加している人の着ているものの素材や色は気になるんです。
色の法則はあるみたいだけど、
似合う色というか顔が「きれいに」見える色って、
実際に着ているものじゃないとなかなかわかりませんよねえ。

カットソーは水色で、
Aさんが水色系が似合うのはわかってたんだけど、
今日の水色はラベンダーぽい水色なんです。
わずかに赤が入っている水色なんですね。

で、聞いたら、横浜駅のショッピング街だかなんだかにある
「ひつじや」という洋服店さんで別の水色を選ぼうとしたら、
「ひつじや」のオジサン(若いオジサンかもしれない)が、
「それは顔がボヤけて見えるからこっちにしたほうがいい」と言って
すすめてくれたんだそうです。

やはり横浜から参加しているBさんが、
「そういうふうに言ってくれる人って最近はいないですよねえ」って。
そういえばそうだなあというか、
うちの田舎とかだとまだいるかもしれないけど、
というか、そういうお店の人の見立てが「当る」って珍しくないか、
と思ったりしました。
「ひつじや」のオジサン、会ってみたい。

それにしても「ひつじや」って、なんか私、聞いたことがあるんだけど。
と思ったら、「ひつじや」さん、前は生地店さんだったそうです。
そういえば、生地店が洋服店に変わるパターンは多いような気がする。