コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1524回 見る力と危険な力


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American school 在学中の9 years old、
Tさんとお母さんのRさん、
夏休み集中コースに6月から
二人で通っておりましたが、
今日が最後のレッスンでした。

最終日に取り組んでいたのは、
プルオーバー型のスモックブラウス
のようなものだったんですが、
途中で終わってしまい、
続きは冬休みに行うことになりました。

American school は、
夏休みは日本の学校より長いけど、
冬休みは同じくらいか、
やや短いそうですね。

Tさんとは、
次はTシャツみたいなものを
作ってみようねと。

一方、お母さんのRさんが、
最終日に取り組んでいたのは、
タオル地での雑巾の縫い方
(ミシンの場合と手縫いの場合)と、
ズボンの裾上げ(手縫いのまつり縫い)、
ほつれたワッペンの縫い付け方でした。

2ヶ月間のレッスンでしたが、
そもそもの参加理由が、
Tさんが「手芸したい!」で、
お母さんが
「裁縫できないから基礎を覚えたい」。

レッスンが進行するにつれて、
二人の差は開いていきました。

ゼロから教わる子どものほうが
断然、覚えが早いし、
手芸したくてたまらないTさんと、
苦手意識が先にある母上という
モチベーションの差もありました。

たとえば、
ミシンの押えの下に糸をくぐらさせてから
縫いはじめることとか、
言わなくても、Tさんは、
コウ先生がなにげにしたことを
ジイッと見てて
すぐに真似るわけですよ。

Tさんの場合、
日本語もあまり出来ませんから、
簡単な英語の単語と日本語を
混ぜて教えてましたが、
日本語のほうも、
わざわざ翻訳して教えなくても
ちゃんと覚えていくんですよ。

一方、お母さんは、
ひとつひとつ動作を指導しないと、
「言われないことはやれない」わけです。

いや、言っても、次のレッスンのときには、
きれいさっぱり忘れている。

ちなみに、大人は、多くの人が、
1週間で「初期化」されますから、
安心してください。

子どもは話し言葉や文字を読み取る能力が
まだ発達してない分、
「見る力」が強いんでしょうね。

ただ、それは同時に「危険な力」であることも
忘れてはいけませんが。

まあ、そんなわけで、Tさん親子、
お母さんのほうが2ヶ月たった今日も、
「きゃあ」とか「わあ」とか叫んでいる姿に、
「まったくもう」的冷ややかな視線を、
Tさん、送っておりましたよ。

裁縫教室参加をきっかけに
仲悪くなったりしないよね。
ちょっと心配(笑。

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