コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1611回 1万円の『衣縫人』


Instagram

三越・伊勢丹オンラインストア

今日のコウ手芸部では、
Wさんの、
バングラデシュのルンギー用コットンの
チュニックが完成しました↓
色使いが南アジアっぽいですねー。

20161102_ph01

さて、
昨日のコウ手芸部夜間部では、
Yさんが某オークションで、
なんと1万円で競り落としたという
中古のロックミシン『衣縫人(いほうじん)』を
お掃除&修理してあげました。

1万円の『衣縫人』って、
どんなジャンクなんだと思いましたが、
結果的にはコウ先生の黄金の手(笑)で
使えるようになりました。

『衣縫人(いほうじん)』は、
(株)ジューキのロックミシン・ブランド
「ベビーロック」の1機種で、
エアスルー機能を最初に搭載した
ロックミシンです。

1本針3本糸は、いま、
だいたい7万円くらいですかねー。

エアスルー機能なしだと、
その半額くらいになります。

エアスルー機能というのは、
空気圧で糸通しができる
とても便利な機能です。

コウ手芸部でも、
『衣縫人(いほうじん)』を使っています。

ちなみに、『衣縫人』のメーカーである
(株)ジューキは、
7月1日に社名変更して
株)ベビーロックになっています。

Yさんによると
『衣縫人』はエアスルーつきなので人気が高く、
オークションに出品されると
必ず競って価格が上がってしまうらしい。

そんななか、
Yさんが落札した『衣縫人』は、
「ジャンク品」で、購入後のクレーム、質問等を
いっさい受けないという条件つきで
出品されていたもののようです。

でも、
「ほかに購入希望者がつかなかったのは、
予想外でした」とYさんは言っていました。

ところが、落札しておきながら
1万円の『衣縫人』がホントに使えるか疑っていて、
「修理に出しても使えるかどうかわからない」だの、
「修理代がいくらかかるか」とかあれこれ言っていて、
いっこうに使いはじめる気配がない。

1万円の『衣縫人』って
どんなジャンクなんだろう
という好奇心もあったので、
「送ってくれたら、使えるかどうかだけ、
みてあげる」と言ったら
即送ってきましたよ(笑)。

開封の儀式はふたりでおこない(笑)、
恐る恐る梱包を解いてみたんですが、
いやああ、どこに何年眠っていたんだか、
って埃まみれ状態でした。

押えとカッターは錆びてました。

押えは替えがないのでそのまま、
カッターは替えが入っていたので、
取り替えてあげました。
あとは、針も糸も替えて。

最大の問題は、糸通しの管を
「ルーパースレッダー」で何度掃除しても、
エアスルーが効かないこと!

つまり、『衣縫人』の意味がない……。

とはいえ、
「ルーパースレッダー」での糸通しもできるし
(付属品はいっさいないので、
ルーパースレッダーはどこかで手に入れよ、
と言っておきましたが)、
糸を切って結んでひっぱる昔ながらの
糸替え方法を教えてあげたら、
「エアスルーじゃなくても、
糸は簡単に通せるんですね」と(笑)。

『衣縫人』を買った意味がない……。

*********************
コウ先生の楽天お気に入りリスト↓
●着物JAPANリスト
●洋裁手芸リスト
●キッチン器リスト
●ミシンリスト
●猫リスト
●美容リスト
●食リスト
●靴リスト
●雑貨家具リスト
*************************

コウ先生のLINEスタンプ第3弾
「猫のマリコ」堂々発売中!

14
(↑クリックすると販売ページに飛びます)

*********************
コウ先生画、LINEスタンプ発売中です!
↓クリックすると購入ページにリンクします。
banner01_300px

banner02_300px

iPhoneでのLINEスタンプの買い方はこちらで!
 

*********************
コウ手芸部
コウ手芸部Google+
ワタナベ・コウの子ども手芸教室
●FB裁縫女子宣言!
●FB「裁縫する女」と近代日本
ワタナベ・コウの楽天myページ
クレヤン放送局

*********************

*********************
2014/10/21に開催された、
ワタナベ・コウの和光大学での講演
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス」の、
当日配布資料のpdfファイルです↓
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス
*********************
雑誌『hito(ヒト)』3号にインタビュー掲載

●「サイゾーウーマン」インタビュー↓
Mサイズ信仰、リバティ族……
裁縫したいオンナたちの虚栄とプライド

●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35