第1624回　「小さくて安い」ミシン

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2016-11-19（土）

今日のコウ手芸部の初参加者は、
篠原ともえの本のワンピースが
作れるようになりたい！
というSさん（20代）でした。

「小さくて安い」ミシンを持っていて
小物とかは縫ったことがあるというので、
初参加の今日は、ギャザースカートに挑戦。

縫いながら「やっぱりミシンがちゃんとしてると
ちゃんと縫えるんだ」とつぶやいておりまいsた。

自分所有の「小さく安い」ミシンが
目が飛んだりして
うまく縫えないんだそうです。

今日は、ほかもうひとりも
同じようなことを言ってましたね、
厚い生地だとうまく縫えるんだけど、
薄くなると下糸がつっぱると。

基本的にミシンは、
ブロードやシーチング程度のフツーの生地を
「ただ縫う」だけなら、
どんな小さいミシンでも
縫い目が飛ぶとか、糸がつっぱるとかの
異常現象は出ずに縫うことはできる、
はずです。

ミシンの構造（上糸と下糸がからみあって進む）は
とてもシンプルで、簡易な機械なのです。

ある意味、構造がシンプルだから、
「命令を出す部分」がコンピューター化されても
基本の縫うという構造が
劇的に高度に変化することはないのです。

そして、構造がシンプルなだけに、
使い方が重要な「機械」でもある。

重要なのは、使い手である人間の
「知識」なんですよ。

それほど使ってないうちに
異常現象が出るというのは、
糸かけが間違っているとか、
ミシン針と生地の厚さが適切でないとか、
無理矢理ひっぱって縫ったことがあるとか、
なんらかの原因が必ずあります。

今度、持って来てくれるらしいから、
原因が追及されたら、
ここで報告しますね。

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