コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1625回 「自分で作る」の最大の効用、「モノを売り続ける」の最大の欠点


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今日のコウ手芸部は各回満員盛況で、
恒例の立冬過ぎの鼻づまりまっただなかの
コウ先生は少々お疲れでしたが(笑)、
見聞きした話は話題豊富でしたよ。

某社「リニューアル」ミシンのこと、
最近のクリーニング店さん事情、
日本橋の高級生地店『孝富』のセールなど、
情報交換の場としても有意義な時間でした。

既成服産業は
資本主義の根幹をになう産業ですから、
毎日、服を着ている人たちが感じる
「どうして気に入った服はすぐになくなるのか」
「どうして服は安いのに生地は高いのか」
「手間がかかるのになぜ既成服は安いのか」
「クリーニング店さんが除去できなかったシミの
場所を隠してたたんで渡すのはなぜか」
「すごくいいと言って売ってたミシンを
なぜリニューアルするのか」などなど、
あらゆる疑問に理由はあります。

それらの疑問や矛盾は、
自分で服を作ってみないと気づかない、
というのも盲点です。

自分で服を作るようになって、
街で他人の着てる服を
じっくり見るようになったとか、
お店の洋服の裏やディテールを見るようになった、
生地に触って素材を確認するようになった
という人がほとんどですから、
「自分で作る」の最大の効用は
「知識を得る」だといえましょう。

不思議なのは、そうした「知識」を
服飾専門学校で専門的なことを
勉強したはずの人のほうが
身につけていないという事実。

いや、ある意味、
まったく不思議ではないんですが。

まあそれにしても、
今日、Eさんが持参した
「リニューアル」ミシン……
なんであんなになっちゃったかなあ
という「リニューアル」でしたね。

同機能、いや、さらに上機能のミシンが
どんどん低価格で販売されるようになっているなか、
方向性が逆行しているとしか思えないんだが。

返し縫いレバーは、
3本の指で強く押せとか
わざわざ書いてある点がすでにして
「使いにくい」と自ら申告してるようなもんですが。

その3本の指で押しても効きにくいし、
時々効かない(!)のは、
どうしてなんでしょうか。

今朝到着したてだっていうのに
ヘンな音もするんで、
あれはたぶん、
たままた初期不良品だろうと思いたいんで、
すぐ言って点検してもらったほうがいいよ、
と言ってはおきましたが。

いいものだと「宣伝」するなら、
なぜ同じ形で長く売り続けないのか
というのが最大の疑問にして、
コウ先生のおねがいですが、
それが「モノを売り続ける」の
最大の欠点ですからね。

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