コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第97回 物事の基準

今日の手芸部では、
ノースリーブ・ブラウスをウエストあたりでカットして、
フレアスカートとくっつけたワンピースを作りました。
完成して写真を撮ったらアップします。

1年ぶりくらいのAさんはフレアスカートを、
吉祥寺『コットンフィールド』で買ったという
かわいい植物模様の平織り綿(たぶん、キャンブリック)
で作ってました。
吉祥寺の『&STRIPE』というボタン屋さんがかわいいらしいよ。

話変わって、
今日の日経新聞夕刊のプロムナード、
小説家、保坂和志さんの「物事の基準」はおもしろかった!

私がおもしろかったのは、後半の
〈若い人たちはわかってないのにわかっていると言う。知っていないのに知っていると言う。(中略)「知っているなら任せよう」と言って任せて、後でうっちゃりを食らうことになる。若い人たちと仕事をしたことのある人はきっと経験があるはずだ〉
という部分なんですが、
今日、Aさんと偶然にも話したことを連想させる内容、
というか回答になるような内容で、
私にはタイムリーなお話だった。

どうして、わかってないみたいなのにわからないと言わないのかなあ、
どうして、わかってないみたいなのにそのまま教えちゃうのかなあ、
という疑問を抱いて過ごしていたんだけど、
そうかあ、最近の若い人の特徴なのかあ。
上の年代の人の多くが「あれ?」って感じてたことだったのかあ。

〈私たちの年代の人は、10のうち4くらいしか知らない場合「あんまり知らない」と答えるのだが、若い人は10のうち1か2知っているだけで「知っている」と答えるみたいなのだ。原因は自分を基準にして物事を測るところにあるのではないか。〉
と保坂氏は書いています。