コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第2075回 先染めと後染めで「安っぽい」を説明してみた


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今日のコウ手芸部では、
Iさんの、シャツワンピースが
ほぼ完成しました↓

スカート部分には裏地もついています。

さて、かねてより製作中だった
コウ先生の、ダーリン用シャツも
完成しました↓

生地は、やや時期遅れですが、
先染めチェックのコットンビエラ。

「先染め」とは、
先に糸を染めてから織った、
ということです。

チェックの模様は、
織ってつくられたチェックです。

先染めの対義語は後染め。

チェックの後染めとは、
プリントしたチェック。
なので、裏面はチェックではありません。

先染めのチェックは、
上記写真を見てもわかるように、
表面も裏面もチェックです。

チェックの場合は、
先染めと後染めの違いは一目瞭然なので、
先染めのチェックのほうが
「高価っぽい」という感じは
わかるかと思います。

まあ、実際、感じだけではなく、
お値段も、先染めのほうが高い。

無地の先染めと後染めの見た目の違いは、
生地マニアにはわかるかと思うのですが。

無地の後染めは、
わかりやすくいうと、
白い(正確には白ではない)生地を
ザブンと「色水」に染めて色をつけたもの。

後染めの無地は、
表面がペッタリしていて、
手間を省いた=安い感があります。

先染めの無地は、
1本1本の織り糸を染めてから織るので、
ベッタリ感がなく、
1本1本で「色をつくっている」感があり、
微妙な濃淡がニュアンスとなってもいて、
手間をかけた=高価っぽい感じがします。

「安っぽい」とはどういうことか、
と質問されたことがあるので、
先染めと後染めで説明してみました。

で、コットンビエラ。

上記生地は以前に買っておいたもので、
同じものはないのですが、
コットンビエラという生地は
こういう生地です↓

コットンビエラの特徴としては、
縫いやすい適度な厚みで、
柔らかくくったりしているので、
着心地がよいです。

ビエラは、
織りとしては「綾織り」。
よく見ると表面の「斜め線」が見えます。

ウールビエラもあります。

くったりしている分、
初心者には、裁断やアイロンかけが
ちょっとしにくいかもしれません。


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