第2162回　よかった、伊藤詩織さん勝訴！

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2019-12-19（木）

あれこれと忙しい１週間でした。

16日月曜日の
渋谷区共産党後援会主催「望」年講演会には、
予想を超える多くの方に集まっていただき、
ありがとうございました！

翌17日の某大物（にして超気さくな）
国会議員さんとの対談も
無事に終了しました！

ま、それはともかく、
昨日の、東京地裁での伊藤詩織さん勝訴！
よかったね〜。

日本の司法にも良心があったというか、
世界の流れと世論に、
さすがの「世界的に遅れている」司法も
目を覚ましたか、って感じでしょうか。

11日には東京駅前でおこなわれたフラワーデモにも
行ってきましたが、来年三月の刑法改正は要注目です。
110年前につくられた刑法がいまだに大事なところを
改正しないまま使っている恐ろしい国なんですよ、
日本は。

昨晩のBBCワールドニュースでは、
トップニュースのトランプ大統領弾劾訴追に
次ぐ２番目のニュースとして、
伊藤詩織さん勝訴を報じていました。

そして、
レイプした元TBS記者でワシントン支局長の山口氏を、
ちゃんと「安倍晋三首相と近いといわれている人物」
と報じていました。

日本は、ざっくりいって、
非文明国の視点でもって見られている、
報じられているということを
私たちはしっかり認識しなければいけません。

TBSは、山口氏が在社中の事件だったわけだし、
社内検証をしっかり行って
日本のメディアとしての矜持を示してほしいと
思います。

日本のジェンダー指数がさらに下がって
121位（主要７カ国で最低）になったことも
すでに報じられていますが、
日本に住む私たちは、
男女平等の面でいかに遅れた国に住んでいるか
ということを自覚しなければいけません。

男女不平等というのは、
単なる男女の問題ではありません。

人間として認められていない人間が存在する、
つまり、「奴隷」がまだ存在する国だ
ということだと思うんです。

支配する側と支配される側がある、
ということです。

伊藤詩織さん勝訴は、
日本の現状を変えたいと願う人たちの声が
「明治時代」な司法をちょっと動かした、
ということかと思います。

山口氏は、「法に反することはしていない」と
記者会見でいっていました。

明治時代につくられた刑法、民法に照らして
不法なことはしていない、
という意味のように感じました。

ある意味、社会の犠牲者、
大変かわいそうな人だとも感じました。

周囲の人たちが「裸の王様」にしてしまって、
考える頭はもってはいるんだろうけれども、
気づかせてあげることがないまま、
ああなってしまったんでしょうね。

あの記者会見を設定した人たちも。

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