週刊ポチコラム:ポチことツルシカズヒコが雑誌批評などを書きます

vol.18 僕がクレヤンを作っている理由2

本日、クレヤン11号の1色頁の印刷所への入稿を終えて、
ふっと一息ついているんですが、
自分が今、雑誌を作っているのはなぜか、
あるいは今後も雑誌を作りたいと思っているのはなぜなのか。
やはり、ふと、そう自分に問いかけてしまいますね。

日本の雑誌文化をちゃんと継承していきたい、
自分が培った雑誌作りのノウハウを錆つかせたくないとか、
というのもあるんですが、
自分の心理をもう少し掘り下げてみると……。

●死ぬ直前の病床にあっても、
「次のクレヤンの特集、何にしようか?」とか考えながら、死にたい。

●雑誌編集者の社会的な評価が低すぎる。見返してやりたい。

●自分は40歳まで会社員編集者だったけど、
その間にやり残したことがいっぱいある。

●雑誌は今、時代遅れの象徴のような存在だけど、いつか再評価されて、金銭的にも報われる時が必ず来るはず。

●自分の一生を賭けてく悔いなしと信じて選んだ仕事を、
途中で投げ出すわけにはいかない。つまり、意地がある。

というような心理があるんでしょうね。