ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

新しき女即ち臭き女也

只今「裁縫女子2」4章の構成を思案中。

というわけで、大宅文庫に行ってきました。
旧い雑誌をいろいろ閲覧してきました。

『新潮』1912年9月号の特集は「新しい女」。
『青鞜』の「新しい女」宣言に対応した特集である。
アンチ「新しい女」派の論客として
佐藤紅緑が執筆している。
〈新しき女即ち臭き女也〉というタイトルの
この文章が笑えるのだった。
以下、抜粋。

〈昔、薩摩の大野主膳と云ふ男が時の江戸へ来て、
何か天下を驚かすことはなかろうかと熟考の末、
両国橋の真中で脱糞をした。
往来の人之を見て驚き、且つ笑い、
鼻を摘んで馳った。
今の人之を見ば大野主膳なる者、
蓋し新しき人と云うのであらう。
昔の人は之を見て臭き人と云った。
臭きを以て新しきとなすは
明治昭代の余徳かも知らんが
青鞜一派の女流の如きは、
蓋し臭き女たるを免れない。〉

暴論ですが、笑えますね。
この時、佐藤紅緑は38歳、平塚雷鳥は26歳。

佐藤紅緑の娘は佐藤愛子さんですね。
クレヤン7号に「勝手に佐藤愛子論」
という記事を掲載したんですが、
その中で佐藤紅緑作の
「キンタマ七不思議」に言及しています。
これも大笑いしました。
ワタナベ・コウにも大ウケでした。

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