ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

『浮雲』

DVDで成瀬巳喜男監督『浮雲』(1955年)を観た。
『キネマ旬報』が選ぶ日本映画歴代ベスト10、
という記事が新聞に載っていて、
『浮雲』が3位に入っていたからである。

一度観たことはあったが、再度、観てみた。
日本映画の歴代3位というほどの作品かな〜、
成瀬作品だったらもっと良いものがあるのにな〜、
というのがクレヤン編集部の感想だった。

『映画読本 成瀬巳喜男』(フィルムアート社)によれば、
林芙美子の原作小説を読んだ高峰秀子が、
ゆき子役はとても難しくてできないから再三辞退したらしい。

成瀬監督と脚本の水木洋子さんとの間に確執が生じ、
成瀬監督はこの作品は自分の作品ではないという発言もしていたらしい。

『映画読本 成瀬巳喜男』