ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

裁縫女子・伊藤野枝とミシン


大正時代のアナキスト、
伊藤野枝が雑誌『婦人世界』1923年1月号に
「婦人自らの頭脳を改造することに」
というタイトルの文章を執筆しております。

野枝は1923年9月に虐殺されたので、
この文章はその年の新年号に
掲載されたことになります。

ワタナベ・コウ著『裁縫女子』に
野枝が登場するシーンがありますが、
あの野枝の台詞は
「婦人自らの頭脳を改造することに」に
野枝が書いた文章の孫引き引用です。

20140620

野枝は1920年頃にミシンを買ったと
自身で記しています。
当時、小学生だった辻まこと
(野枝と辻潤との子供)は、
野枝が自作の洋服を
自分に着せたがるのが嫌だったらしい。
ともかく、野枝は洋服を自作することに
かなり意欲的だったと推察できます。

ところで、
もしかしたら野枝が買ったのは、
この国産第一号のミシンだったかも。

野枝はミシンの根本原理にも興味を持ち、
故障してもミシン屋さんに修理を頼まず、
自分で修理していたようです。

意外ですが伊藤野枝の裁縫女子度、
高かったんですね。

1920年代は日本人の服装が
和服から洋服に切り替わる転換点だったが、
大杉&野枝家は貧乏だったから
既成服を買ったり
オーダーメードできなかったので、
自作するしかなかったという
事情があったのかもしれない。

ちなみに、平塚らいてふが洋服を
着始めたのは1920年7月でした。

野枝がミシンを購入しその構造を知り、
型紙作りも学び、
洋服を作って売ってお金に
しようとしてたとしたら、
それはそれで逞しいですね。


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