ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

『海角七号 君想う、国境の南』

コウ編集部員とシネスイッチ銀座で、
魏徳聖監督『海角七号 君想う、国境の南』
(2008年/台湾)を観てきました。

言語的には台湾語、北京語、そしてちょっと日本語が混じっています。
登場人物は台湾先住民、内省人、外省人、日本人が混じっているのかな。
このあたりを理解するのが、
ちょっとややこしいのが台湾の歴史なんですが、
そこが台湾という国の興味深さです。

僕とコウ編集部員は1990年代前半に台湾旅行をしていました。
それを1冊の本にしたのが、
『ポチ&コウの台湾へ行こう!』(太田出版/1999年発行)
という本です(写真)。

『海角七号 君想う、国境の南』の舞台は、
台湾最南の街、恒春なんですが、恒春にも行きました。
日本円を現地のお金に両替できる銀行なくて困った経緯が、
『ポチ&コウの台湾へ行こう!』にコウのマンガで記載されています。

映画と言えば、若松孝二監督の『キャタピラー』が、
ベルリン映画祭で盛り上がっているようですね。

若松監督は、
僕の故郷の宮城県小牛田町(現美里町)の隣りの涌谷町の出身で、
中退した高校は南郷農業高校(現在美里町にある)。

「国家や権力者にだまされて、みんな死んでいったのが戦争」
なんて公言し、映画を撮り続けている73歳、凄い。

僕も死ぬまで雑誌を作り続けたいと思っているんですが、
映画は世界に出て行けるけど、雑誌lはそうはいかない。
そのへんが問題ですね。