ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

ピカソの絵のような大杉栄の会話




【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中!
第325回をアップしました。

アナ・ボル連合で編集することになった
週刊『労働運動』。

その最初の編集会議の様子を
近藤栄蔵が描写していますが、
大杉の編集者としての
手際のよさが伝わってきます。

ボルと組むということで、
大杉にも内心は警戒心や
緊張感があったでしょう。

「会議といっても
四角張ったものではなく、
アナキストの集まりにふさわしい
雑談混じりの意見交換」
というあたりが、まずいいですね。

大杉の仕切りのよさを、
近藤はこう表現しています。

「簡潔で要点だけを摘出する、
まるでピカソの絵のような彼の会話」

大杉が対話を重要視したのは
個人の自主性を尊重したからでしょう。

たとえば、
相手の意見を聞いた上で、
大杉はこんな調子の
発言をしていたのではないでしょうか。

「なるほど、
○○○○という視点はおもしろいと思うよ。
だけど同時に××××という問題が生じてくる。
そこをどうするかだね。
それを頭に入れて、
その企画進めてくれたまえ」

大杉が対話を重視したのは、
それが独裁者を生み出さない装置だ
という信念があったからでしょう。

安倍晋三が対話をしないのは、
独裁者になりたいからです。

大杉が対話(双方向の会話)について書いています。

大杉栄「新秩序の創造」

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