ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

聖橋と大正デモクラシー

現在、12月発行予定のクレヤン11号の制作中です。

カラー頁の構成はほぼ決定したので、
「東京クエスト」という連載の原稿を書いています。
写真はすでに撮影済み。

今号の「東京クエスト」はお茶の水です。
なぜ、お茶の水かというと、
1981年から86年の5年間、僕が25歳から30歳のころ、
東村山市からお茶の水まで通勤していたからです。
当時、僕はみのり書房という出版社に勤務し、
『月刊OUT』というアニメ雑誌の編集者をしていました。

当時の僕はお茶の水という街に特に思い入れなどなかったですが、
原稿を書きながら、ネットでいろいろ検索してみると、
なかなか興味深いですね。

たとえば、昭和2年に完成した聖橋。
あれは関東大震災の復興のシンボルだったんですね。
湯島聖堂とニコライ堂、
ふたつの聖堂を結んでいるから「聖橋」と命名されたんですが、
一般公募の中から選ばれての命名なのだそうです。
一般公募というあたりに大正デモクラシーの臭いを感じた。

写真はお茶の水橋から撮影した聖橋。
僕の『月刊OUT』編集者時代についてはクレヤン7号に掲載。

聖橋