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パキスタン出身の女性Mさんと
彼女のボーイフレンドで
アメリカ出身のKくん来訪。

上の写真は、
Mさんが作ってくれたカレーと
コウが作ったナン。
キュウリとミョウガの漬け物は私が制作。

Mさんはコウが自宅で開催しているソーイング教室
コウ手芸部の生徒さんで、
お母さんが日本人でお父さんがパンジャーブ人。

おそらく僕と同年齢ぐらいであろう
Mさんのお母さんは名古屋出身。
現在、イスラマバード在住の彼女は
Mさん以下6人の子供の母である。
一番下の男の子は現在、17歳。

僕と同世代の女性が30年ぐらい前に、
パキスタンに「嫁ぐ」というのは、
なかなか凄い行動力だと思う。

Mさんは日本に来て10年ぐらいになる。
パキスタンの高校を卒業後、
筑波大学に入学、同大大学院を卒業し、
現在は某企業に勤務中。
総合職女子社員として、
キャリアウーマンの道を驀進中だ。

日本語がとても上手だ。
小さいときにお母さんから
日本語を学んだのかと聞いたら、
ぜんぜんそうじゃないとのこと。

日本語は大学に入学後、ゼロから学んだ。
日本人と同じクラスで
日本語で授業を受けていたというから、
そうとう熱心に日本語の勉強をしたのだろう。
専攻は国際関係論。

オクラホマ出身のKくんは、
ハワイ大学で日本語を学び、
佐賀大学に留学。
現在、IT関連の仕事に従事中。
Mさんに比べると
ちょっと日本語が苦手だけど、
日常会話はぜんぜん日本語で0Kだ。

ふたりの出会いを尋ねると、
Kくんいわく「彼女にナンパされました」。
Mさんのこの行動力は、
おそらくお母さん譲りか。

Mさんはかなり厳格なイスラム教徒である。
アメリカ人とうまくやっていけるのか
という疑問があったが、
Kくんはブッシュ元大統領的な
ナショナリズムに相当批判的で、
宗教的にもニュートラルなのだった。
このへんがこのカップルを
成立させている要因のようだ。

それとふたりは基本、
純菜食主義者（ヴィーガン）である。
Mさんは宗教的な理由から、
Kくんは体質的に「肉や油が嫌い」らしい。

酒は飲む、タバコは吸う、生肉大好きな
僕なんかとは対極の食生活である。

ともかく、異文化交流が楽しかった。
本日、教わった英語は【show off】。
日本語の「見栄を張る」に一番
近いニュアンスが【show off】らしい。
He is showing off.
みたいに使うのかな。
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