第844回　パーカと帽子とウールツイードあれこれ

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2014-09-25（木）

先日もお問い合わせあったんで、
ここでも答えておきますが、
コウ手芸部では、基本、
どんなものを作ってもよいです。

過去には、
テレビのアナウンサーの写真を
携帯で撮って、
「こんな形の袖のワンピースを
母が作ってほしいというんですが」
という人もいたくらいであります。

雑誌の切り抜きとか、写真とか、
なんらかビジュアルの参考になるものか、
手持ちの服で似てる形の服があれば、なおよく、
だいたいどんなものでも
型紙を起こすことは可能です。

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ただし、
おおよその形の再現です。

まったく同じものを欲しいという場合は、
バラしてもかまわない現物がない限り、
そして、同じ布を用意しない限り、
不可能です。

いやまあ、作る人の技術の問題で、
すでに完全再現は不可能とも言えるのだが。

服や小物のデザインは、
「これがすごく気に入ってる」という場合ほど、
形よりもむしろ布の印象であることが多いです。
重要なのは布ですよ、みなさん。

そんな感じで、
作りたいものが具体的イメージになってる、
という人も多いんですが、
具体的な作品例（型紙つき）を
見せてもらわないとわからない
という方もおります。

アタシが着ているものも
最近は定着しちゃってるんで、
昔昔の本などをひっぱり出して
見せたりしてるんですがー。

昔の本は、自分で作ったものとは言え、
今見ると、なんじゃこりゃ！的なものが
多いですねえ。特に仕事で作ったものって。

『ぶきっちょさんの
ソーイングレッスン4パーカ』↑は、
今日の手芸部でも見せたりしてたんですが、
20年前くらいの本だけど、
パーカは、今でも型紙は使える感じね。

ユニセックス仕様のパーカなので、
型紙のサイズは基本メンズで、
かなり大きいです。

作り方は、アタシは担当してないんですが
（しつけするとか書いてあるのはナンだけど）、
イラストの説明で、とてもわかりやすい本です。

あと、最近、コウ手芸部で
プチブームになりつつあるのが、
帽子作りなんですが、
アタシはもともと帽子好きで、
頭も大きいんで、
自作の帽子をかぶってますが、
『ぶきっちょさんの
ソーイングレッスン8帽子とバッグ』↓も
わりと使えます。

帽子は、型紙があれば、意外に簡単に作れます。
布を変えるだけで印象もかなり違います。

「ぶきっちょさんのソーイングレッスン」は、
今は亡き手芸専門の出版社、雄鶏社が
20年前くらいに発行していた
初心者向けのシリーズ本で、
デザイナーの名前を冠してはいませんが、
1冊ごとにひとりのデザイナーが
担当しているはずです。

ワタナベ・コウは、
パンツ、パーカ、帽子とバッグを担当したんですが、
パンツは、ちょっと今見るに耐えないですね。
できれば中古でも買わないでください（笑。

作品は型紙の基準寸法で作ってるのに、
超細身のモデルさんと
ぜんぜんサイズが合ってないのよね。

とはいえ、パンツの型紙は、所詮、
自分のサイズと好みのラインに補正しないと
ピッタリしたものは作れませんから、
土台の型紙としては、
今でも利用できるかも。

（これ↑スカートにしたらかわいいかも、
と思ったんだけど、値段見て、泣いた！
50cmの値段じゃなーいっ）

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