コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第706回 楊柳(ようりゅう)
1年半ぶりくらいに
手芸部に復活したTさんという
問題児(ちなみに、大人)が
いるんですけどね。
まあ、なにせ
1年半ぶりだからね。
「あれもこれも、
まるで忘れちゃってるじゃないの!」
「そりゃあ忘れますよ」
(開き直るなーーっ!)
にもかかわらず、彼女は、
スタンドカラーで短冊あきの
チュニック・シャツを
型紙作りから取り組んだのであった。
「先に言っとくけど、
短冊あきは難しいからね!
言ったからね!」
「え〜、ホントですかぁ」
(キミの腕前の場合を
言っとるんじゃ!)
「……こういう生地で
作りたいんですけど
(と持参した自分のシャツを)、
ダメですか?」
(ダメっつっても作るくせに!)
「私、暑いのに
ものすっごく弱いんですよ」
(……アタシも弱いよ!)
「楊柳だね、これ」
「え? 何ですか?」
「ようりゅう!
漢字で書くとこう!
クレープとも言うけど」
そして、型紙は、前回、なんとか完成。
そして本日、
Tさんが持って来た楊柳がこれ↓
*北欧調*Dots(ドット)≪高島ちぢみ*楊柳プリント≫ |
高島縮、
触るのははじめて。
涼しそうだしいい感じだわ!
しかも縫いやすそう。
うまく縫えたら、
かわいいチュニックになりそう。
裁断しただけで
かわいい、かわいいって
自分に当てて喜んでたけどね。
早速、短冊あき作りに突入し、
苦労してたけどね、やはり。
「コウせんせの言ったことが
ウソじゃないことがわかりました(泣」
(ウソ、って!)
さて、
楊柳はステテコの素材として
知られていますが、
アタシはわりと好きで、
4月の大阪教室の課題にした
チュニックとか
ポチさんのシャツなど、
過去に作っております。
東京のあっつい夏のチュニックには
とっても適します。
ただし、薄くてシボがあるので、
初心者が作る場合、
小細工のある形には向かない。
(向かないんだよっ、1年半ぶりっ!)
シボがきついのと
そうでもないのがありますが、
扱いやすいのはシボが弱いもの。
洗うとシボが出て来るのもありますね
(ノリがとれるのかな?)。
その場合は、地直し前に作ったほうが
縫いやすいかも。
腕があれば、ベーシックな形のシャツを
作るとなかなかオシャレで、
わりとやせて見えるし、
よいと思うんですが、
最近あんまりいい感じのものが
ないんだよねえ。
で、
Tさんの証言によると、
楊柳を検索したら
これくらいしかなかった
ってことなんだけど、
アタシも検索してみました。
マダムっぽいのがわりと多いね。
そういう意味かー、
これしかなかったって。
アタシがかわいんじゃないかと思った
楊柳はこんな感じ↓
こちらは↓
ワッシャー加工のボイルのようですが、
楊柳の仲間なんですかね。
楊柳で検索して出てきました。
チュニックにしたらかわいいと思う。
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これもチュニックかなあ。
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