第919回　接着芯のアピコ生産終了！って

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2014-12-05（金）

いやあ、
今日の裁縫女子的悲しいニュースは、
FさんがオカダヤS店の店員さんから聞いたという
「接着芯のアピコ生産終了！」ですね。

もう、あとは、在庫のみなんだって。

ということは、
12/9からはじまるオカダヤのセールでは、
アピコを買い占める人がいるのでせうか。

前に、Fさんから、
2種類あったはずのアピコが１種類になってた、
と聞いたときに、「もしや」とは思ってましたが、
そのころすでに生産終了に向かってたのかー（泣。

「ヨーロッパ服地のひでき」さんも、
アピコのページには↓説明添えてるもんねえ。

アピコという接着芯は、
こちら↓の説明にもあるように
「ベンベルグでおなじみの旭化成が
ファッショナブルな商品作りのために
開発した画期的な接着芯地」。

一般的には「ニット用接着芯」として
売られていますが、
伸縮するニット地だけじゃなくて、
ウール地にもコットンにも使えます。

そして、最大の利点は、
布地の風合いを損なわない！

だから、ヘンな接着芯使うなら、
アピコを何にでも使えばいい、
とコウ先生は教えてるくらい。

小物作りでは、
ある意味、どうでもいい、
っていうか、
布地の風合いを「殺す」ことを目的に
芯が使われるほどなんで（笑）
あれなんですが、
洋服作りにおいて接着芯は、
出来上がりを左右する
かなり重要な副資材です。

コウ先生は、13歳から独学で
洋服を作っていたので、
専門学校行った人が教科書の1行で
「学ぶ」（学ぶだけ、とも）ことを、
膨大な「ゴミ箱行きの服」を経て
「会得」してきたんですよ。

なので、
手作りくさい服とそうでない服との
差の理由のひとつが
接着芯だと知ったときには、
そりゃあ大きな衝撃を受けたもんです。

これから、いろんな洋裁副資材が
なくなっていくんでしょうねえ。

ちなみに、
アピコには偽物があります。
偽物が存在するくらいイイものだとも言える。

コウ手芸部でも持って来た人がいます。

もしも、コウ先生から「これは偽物」
という宣告を受けていないとしたら、
ごめんなさい（笑。

コ「あれ？　これってアピコ？」
某「アピコっていって売ってました」

手芸部では、こんな会話が
何度か交わされたことがあります。

いや、最初は、アタシも知らなかったのよ。
ニット用の接着芯を全部アピコと呼んで
売ってる店があるのかなあ
（それはそれで問題な気もするが）、
とか思ってたのよ。

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けど、単なるアピコの偽物なんですね。
某巨大ネット商店街内にも売ってます。

偽物アピコへのリンク貼るのはやめときます。
別に体に害あるわけじゃないし、
安いほうがいい人もいるもんねえ。

正規品のアピコが生産終了するってことは、
今後は偽物のアピコがアピコ
ってことになるんでしょうね。

ちなみに、正規品のアピコは、
ナイロン100%です。

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