コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第1688回 人間には自由に色を使いたい本能がある
今日のコウ手芸部では、
左利きの10歳、Kさんが、ついに、
「編みものとは縁を切る」宣言をしました(泣)。
まあ、本来は、ミシンが使えるように、
という目的で通っているので、
編み物自体はそんなに思い入れがない
ということもあるようですが。
学校の友だちで同じ左利きのEちゃんが
編み物をしていた、というので、
ちょっとやってみたくなった、
のがトライした理由なんですが、
Eちゃんは編み物を右利きで覚えたことが発覚!
そして、それが「縁を切る」宣言の
最大の理由でもあるわけですよ。
ちなみに、Kさん、ゆび編みは出来ます。
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とはいえ、Kさん、
左利きの鎖編みはできるようになりました。
なので、
「鎖編みとだけは縁を切らない」と。
今日のレッスンでは、
鎖編みのヘアゴムとヘアバンドを作って、
迎えに来たパパに「あと5分待ってて」と
言ってギリギリまで作って、
とっとと髪につけて、
ルンルン状態で帰っていったので、
モノの写真はありません。
鎖編みのヘアゴムとヘアバンドは、
いろんな色で鎖編みを長く編んで、
色を組み合わせて三つ編みにしたんですが、
糸の色を選ぶ段になると、
いずれの女子も目をキラキラさせますなあ。
そして、必ず、大感激するのが、
コウ先生の刺しゅう糸のカゴ↓
(これでもほんの一部)
「きれー、きれー」と言って、
「好きな色を選んでいいの?!」と
実にうれしそうな顔をします。
1本ずつ取り出しては
「この色、きれー」とつぶやき、
あるいは叫び、
「この色とうすい水色を合わせたらきれーかな」
とか言って、耽美の世界に没入します。
そして、前も書きましたが、
アクリル「毛糸」の色よりも、
コットンのルトールマット糸
(上記コウ先生の刺しゅう糸)の色のほうが
「きれー」だというのが明確にわかるんですね。
*
なにかの本で、
人間には自由に色を使いたい本能がある、
と読みましたが、
ああ、だから、絵を描いたり、
刺しゅうしたりするのは楽しいんだなあと
思ったことがあります。
現在、コウ手芸部に通い中の小学生は、
有名私立小学校に通っている子が多いので、
ときに彼女たちの話は、実に現実的で、
「日本は狂ってるなあ」と思わされ、
少々ゲンナリすることもあるのですが、
色を選ぶときの実に楽しそうな顔を見ていると、
人間本来の力が発揮されれば
未来はきっと明るいと思いますね。
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