コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1858回 『赤い蝋燭と人魚』の思い出


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コウ手芸部も、本日午前のレッスンで
2017年の営業を終了しました。

今年1年参加してくれたみなさん、
ありがとうございました!
来年も参加をお待ちしております。

そして、絵と文をかくほうのお仕事も、
本日、無事に入稿しました〜
(パチパチ)。

SNSでも話題中の単行本続編刊行をめざし、
『月刊学習』(日本共産党中央委員会発行)で
引き続き連載中の
「ワタナベ・コウの日本共産党発見!!」
2018年2月号のテーマは、
2018年が生誕100周年にあたる、
画家いわさきちひろです。

来年は、記念展や回顧展の企画、
出版物等も多く刊行されると思いますが、
おそらく、どの企画、出版物でも
クローズアップしないであろう
「共産党員としてのちひろ」に
私はせまりました。

実は、今回の個人的大発見は、
絵本『赤い蝋燭と人魚』の絵が
ちひろだったと知ったことですが、
原稿には反映していません。

子どものころに読んで
最も記憶に残る絵本として、
『赤い蝋燭と人魚』を
よく挙げていたんですが、
その理由は、
「日本海の暗くて冷たい感じを
すごくよく表現していて
胸にせまるものがあった」。

ええ、私は、日本海側出身ですから。

モノクロで、絵の少なかった絵本
『赤い蝋燭と人魚』が、
日本海の冷たさ暗さを表現できていたのは、
新潟上越出身である小川未明の物語のせい
だとずっと思いこんでいたんですが、
今回、その絵が、ちひろの遺作かつ未完で、
病をおして、直江津・郷津海岸を
スケッチして描いたものであることを知って、
大変驚きました。

私にとってのちひろ絵は、
カラフルな子ども絵でしたから。

直江津の海には子どものころ、
よく海水浴に行きました。

冬になると黒くて冷たい海になって、
子ども心にはすごくコワい海でした。

絵本『赤い蝋燭と人魚』のトビラの
日本海の絵は、コワいコワい絵です。

死にたくない、もっと生きたいという
ちひろの強い想いが、
日本海というコワい海を観る力となり、
描く力となったのだと
私は思います。

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