コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第2468回 「一升袋」って知ってますか?

みなさんは、
「一升(いっしょう)袋」って、
知ってますか?

私が「一升袋」を知ったのは
29歳の時。

『かんたん刺し子の袋物』
(吉田英子著 文化出版局1992)
という本↓で
作り方図を描くことになって、
知りました(当時、29歳!)。

吉田英子さんは、
すでに故人と思われますが、
刺し子技術伝承の著名な方です。

現在、刺し子が国内外で
大ブームになっていますが、
『かんたん刺し子の袋物』は、
刺し子が日本人の生活の中で
「生きた技術」であったことを
思い起こさせる貴重な本
だと思います。

すきや袋とか、
たたむとペタンコになる小銭入れとか、
三角ポーチ(数年前に流行った)とか、
日本の伝統的な袋物の作り方が
掲載されています。

その中のひとつが、
一升袋、三升袋、五升袋です↓

一升袋、三升袋、五升袋は、
かつての日本の農家には
たいてい複数
用意されていたそうです。

着物を作った残りの布を
無駄にしないで、
縫いためておいたんでしょうね。

一升は、10合で、
約1.8kg(1800㏄)のことですが、
一升袋には本当に
一升のお米がぴったり入るんですよ
(以下YouTube動画を見よ)。

別の形状の
一升袋、三升袋、五升袋も
あったようですが、
この本で紹介されているのは、
底が五角形です。

お祭りの時に
寺や神社へ米や豆を寄進したり、
穀類や豆類の保存袋として、
また、客人へのみやげを
入れる袋として
利用されたようです。

ほかに、三升袋、五升袋もあります。

規定の大きさ別に作るとか、
一升の米がちょうど入るとかって
すごくないですか。

袋が計測器でもあるわけですよ。
おおよそではあるわけだけど、
昔の人の知恵ってすごいなあと
思います。

『かんたん刺し子の袋物』を
開くたびに、昔の人ってすごい
頭いいなあって思うんだよね。

便利になった分、
あほうになってる部分ってあるよね、
とかも思ったり。

ま、それはともかく、
今回、YouTubeで
「一升袋」を紹介しようと思い立ち、
「一升袋」でググってみたら、
子どもの1歳を祝って
一升の餅を背負わせる行事が
ヒットしました。

こういうお祝いがあるって
ぜんぜん知らなかった!
知らないことは
まだまだあるなー。

というわけで、
YouTube「ワタナベ・コウの
SEWINGチャンネル第32回」
一升袋の作り方を
公開しました↓

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