ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

百恵映画劇場『絶唱』……

いやなことがありました。
それを解決するには
「ようするに×××すればいい」んだけど、
その×××がままならない。


クレヤン編集部の百恵映画劇場。
一気に3本観ました。

西河克己監督『絶唱』(75年)、
西河克己監督『エデンの海』(76年)、
若杉光夫監督『風立ちぬ』(76年)。

どれも原作があり、
私はどの原作も読んでいないので、
原作と比べてどうのこうの
というのはわからないけれど、
一番ぶっ飛んでいるのは『エデンの海』。

ブルマ姿の百恵ちゃん、
その百恵ちゃんがおしっこをもらし、
そして水着姿の百恵ちゃんが
馬に股がって街の中を疾走する……。

百恵ちゃんの相手役は友和ではなく南條豊。
南條はこのとき新人だったらしいが、
溌剌としている。
岸田森と悠木千帆が出ているが、
このときふたりは夫婦だったのかな。
浅野温子もスケ番役を熱演している。

夏目漱石の『坊っちゃん』を
下敷きにしているようでもある。
学園ラブコメディというより、
これは喜劇だね。

『絶唱』『風立ちぬ』は戦時中の話だが、
反戦色が出ている。
2作品とも日本の旧来の
家制度みたいなものが
百恵&友和の純愛の妨げになるのだが、
ふたりはそれを乗り越えて強い絆で結ばれるが、
ヒロインは結核で死んでいく。
『風立ちぬ』の芦田紳介の重厚さが、さすが〜。

『絶唱』は百恵&友和の演技開眼の
映画と言われているようだが、
友和は最初から
役者としての資質が高かったように思う。

百恵ちゃんは演技が巧くなったというより、
映画に慣れてきて、
つまり女優という仕事に慣れてきて、
マイペースでやれるようになったことが、
大きいのではないのかな。

『風立ちぬ』は時代設定が戦時中なんだけど、
友和のファションはもろ70年代だ。
あれは故意にそうしたんだろうか。


You Tubeクレヤンニュース第11回『裁縫女子宣言!』著者に聞く(後編)をアップしました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★ツルシカズヒコ編集の裁縫本!
 『裁縫女子宣言!はじめて作る自分だけのシャツ』
 (ワタナベ・コウ著/バジリコ)絶賛発売中!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★ツルシカズヒコ編集協力の漫画単行本第2弾!
 『節電女子』(ワタナベ・コウ著/日本文芸社)絶賛発売中!
 炊飯器・電子レンジ・冷凍庫を使わない「節電飯」の
 簡単レシピと調理のコツを、ギャグ漫画で伝授。
 四六版、オールカラー192頁で1050円。

★ツルシカズヒコ編集協力の漫画単行本第1弾!
 『裁縫女子』(ワタナベ・コウ著/リトルモア)絶賛発売中!

★クレヤン放送局はYou Tubeで!
http://bit.ly/f5S1Qz

★枡野浩一×ワタナベ・コウ&ツルシカズヒコ対談(枡野書店ラジオ/UST)
http://www.ustream.tv/recorded/12750111

★写真家・大野純一UST対談
ツルシカズヒコ出演
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi(第8回)
http://www.ustream.tv/recorded/12451499(第6回)

ワタナベ・コウ出演
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi(第7回)

★ツイッターやってます。
ツルシカズヒコ→http://twitter.com/k_tsurushi
ワタナベ・コウ→http://twitter.com/watanabe_kou

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ツルシカズヒコ著
『「週刊SPA!」黄金伝説 1988~1995 おたくの時代を作った男』(朝日新聞出版)

ツルシカズヒコvs中森明夫対談(『週刊朝日』2010年7/2号)
「鈴木邦男の愛国問答」(第53回)
「鈴木邦男の愛国問答」(第55回)
『AERA』2010年7/19号に鈴木邦男さんの書評掲載
●TBSラジオ「小島慶子 キラキラ」の吉田豪さんコメント(2010年7/1オンエア)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★クレヤン創刊8周年記念セール
●クレヤン本誌11冊セット(1〜4号、6〜12号)11,000円(送料無料)
●クレヤン本誌/枡野浩一セット(4・9・10・11号)4,000円(送料無料)
●クレヤン増刊7冊セット(1号、3〜8号/型紙なし)4,500円(送料無料)
●ワタナベ・コウの洋服型紙14セット 9,800円(送料無料)

注文申し込みフォームから購入できます。