ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
百恵映画劇場『絶唱』……
いやなことがありました。
それを解決するには
「ようするに×××すればいい」んだけど、
その×××がままならない。
※
クレヤン編集部の百恵映画劇場。
一気に3本観ました。
西河克己監督『絶唱』(75年)、
西河克己監督『エデンの海』(76年)、
若杉光夫監督『風立ちぬ』(76年)。
どれも原作があり、
私はどの原作も読んでいないので、
原作と比べてどうのこうの
というのはわからないけれど、
一番ぶっ飛んでいるのは『エデンの海』。
ブルマ姿の百恵ちゃん、
その百恵ちゃんがおしっこをもらし、
そして水着姿の百恵ちゃんが
馬に股がって街の中を疾走する……。
百恵ちゃんの相手役は友和ではなく南條豊。
南條はこのとき新人だったらしいが、
溌剌としている。
岸田森と悠木千帆が出ているが、
このときふたりは夫婦だったのかな。
浅野温子もスケ番役を熱演している。
夏目漱石の『坊っちゃん』を
下敷きにしているようでもある。
学園ラブコメディというより、
これは喜劇だね。
『絶唱』『風立ちぬ』は戦時中の話だが、
反戦色が出ている。
2作品とも日本の旧来の
家制度みたいなものが
百恵&友和の純愛の妨げになるのだが、
ふたりはそれを乗り越えて強い絆で結ばれるが、
ヒロインは結核で死んでいく。
『風立ちぬ』の芦田紳介の重厚さが、さすが〜。
『絶唱』は百恵&友和の演技開眼の
映画と言われているようだが、
友和は最初から
役者としての資質が高かったように思う。
百恵ちゃんは演技が巧くなったというより、
映画に慣れてきて、
つまり女優という仕事に慣れてきて、
マイペースでやれるようになったことが、
大きいのではないのかな。
『風立ちぬ』は時代設定が戦時中なんだけど、
友和のファションはもろ70年代だ。
あれは故意にそうしたんだろうか。
※
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