ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
大杉栄「コズロフを送る」の漫画原作
「コズロフを送る」という
大杉栄が書いた文章があります。
↓
【伊藤野枝 1895-1923】168回
これがなかなか、おもしろい。
笑えてちょっと切ないというか。
ロシア人であるコズロフ&その妻クララと、
大杉栄&伊藤野枝夫妻は、
家族ぐるみの付き合いをする仲でした。
※写真は近藤憲二
『一無政府主義者の回想』から引用
↑
この写真は堺利彦や山川均が
運営していた売文社で
1917(大正6)年ごろ
撮影したものですが、
中列の左端がクララ、
その隣りがコズロフです。
ちなみに中列の真ん中が堺利彦、
堺の左後ろが山川均、
右後ろが荒畑寒村。
日本で生まれた
コズロフ夫妻の長女の名前はスガチカ。
アナキストであるコズロフ夫妻が、
日本の女性アナキスト・管野スガに
敬畏を評して長女に
スガチカと命名したのでした。
クララと野枝も仲が良かったし、
同年輩のスガチカと魔子も
よい遊び仲間でした。
しかし、日本政府から国外追放を
命じられたコズロフ一家、
それを見送りに行った大杉一家の話です。
これをコウに短編の漫画に
仕立ててもらうべく、
原作を書き始めました。
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