ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
小林多喜二と歌川国芳
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『しんぶん 赤旗』に
ゲームの人気キャラ
・小林多喜二というの記事が。
ゲーム業界もキャラが払底して
ここまできたのかという感じもするし、
ゲーム業界はまだまだ未開発の
領域があるのかとも思う。
『しんぶん 赤旗』にも
ゲーム世代の記者が
存在するようになったのか
というちょっと
ニヤリとするところもあります。
さて、天気もよかったので、
コウ画伯と府中市美術館に
歌川国芳展を見に行きました。
まあ、浮世絵の絵師としては
いろいろな点で完璧ともいえる国芳。
西欧の画法が日本に入って来たのは、
国芳晩年でした。
なので、彼は西欧の画法に
ちょっと触発されはしたようですが、
その影響に苦悶することなく、
我が道を邁進できた
最後の世代ともいえるようです。
国芳が生きた時代は
江戸時代が終焉に向かう大変革期でした。
その反動として「天保の改革」、
つまりお上からの表現の規制があり、
それの網をかいくぐって(逆手に取って)
戯作者としてどう創作活動をするか。
今回の展示を企画した側の、
そのあたりの
今とシンクロする企図も感じ取れました。
シンクロといえば、
多喜二も国芳も、
お上の弾圧下で創作活動をしたという
見方もできるかもですね。
国芳には今の漫画はもちろん、
アニメや特撮に通じるものを
以前から感じていました。
今回の展示では、
「特撮の視点」から見た
国芳の作品展示もあり、
やっぱりねと感じ入った次第です。
ゲームキャラとしての多喜二、
アニメ・特撮の原点としての国芳。
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