コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第799回 エンパイアライン


1956年のアメリカ版
映画『戦争と平和』を観ました。

オードリー・ヘプバーンの
エンパイアラインのドレスが超かわいー!

「エンパイアライン」は、
ハイウエスト切り替えで、
基本的には切り替えから下が
ほっそりしたシルエットのことですが、
切り替えから下が膨らんだ「ベビードール」も
エンパイアって呼んだりしますね。

胸の大きな人には似合わないと
言われるエンパイアラインは、
胸の小さなヘプバーンに
とっても似合ってました。

胸の大きさとの関係で、
日本人にも人気なのか、
最近のウエディングドレスは、
エンパイアラインが人気みたいね。

肩が出るタイプが人気らしいけど、
ヘプバーンが着てたみたいな
小さなパフスリーブがつく
クラシックなエンパイアのほうが
好きだけどなあ、アタシは
(って、誰もアンタの好みなんか
聞いちゃいねえよ、と)。

それにしても、
今どきのウエディングドレスは
安く買えるんだねえ。

エンパイアは、
複雑なパターン必要ないし、
肩出しタイプならなおさら簡単だし、
納得できる部分もあるけど。

エンパイアドレスは、
フランスの皇帝(エンペラー)だった
ナポレオンの妻が流行らせたことから
この名前があります。

「empire」は帝国という意味ですが、
定冠詞をつけた the Empire は、
ナポレオン第一次帝政時代の
「フランス」のこと。

定冠詞 the をつけると、
ただひとつの、とか
ほかにはない、って意味になるわけですが、
ナポレオン時代の「フランス」は、
イギリスとロシア以外の
ヨーロッパほとんどだったから、
まあ、確かに、「the Empire 」
でもいいんだけどさあ。

それはともかく、
ナポレオンと言えば、
『ベルばら』でオスカルが、
20歳のナポレオンとすれ違うシーンを
思い出します↓
20140811_ph01
Copyright/RIYOKO IKEDA/SHUEISHA

ふたりがすれ違うのは、
1789年6月20日「テニスコートの誓い」の
日なんですが、このあと、
7月12日夜(パリ出動前夜!)に
オスカルはアンドレと初エッチ
しちゃうんだよねえ(笑↓
20140811_ph02
Copyright/RIYOKO IKEDA/SHUEISHA

(エンパイアラインのドレスに
ぜんぜん関係ない……)

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