コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第35回 ロシア語と中国語はやめろ

うちのおばあちゃん(まだ生きてます)と同じ1908年生まれの女優、
沢村貞子さん関連の本をあれこれ読んでいます。
今日読んだのは、
『女優 岡田嘉子』(升本喜年著 文藝春秋)、
『モダンガール 竹久千恵子という女優がいた』
(香取俊介著 筑摩書房)。

後者もなかなか興味深い内容でしたが、
『女優 岡田嘉子』がおもしろかったですねー。
岡田嘉子さんは1902年生まれ。
恋人だった男性とソ連へ亡命したことで有名な女優さんですが、
国境を越えてソ連に入るところの描写はドキドキしました。

男性はロシア語に堪能だった。
という部分を読んで、ふと思い出したのは、
現在受験シーズンってこともあるけど、高校三年生のときのこと。

私は、東京外国語大学を受験することに決めてて、
英語を含む欧米語系以外にしようとは決めていたんだけど、
なに語科にするか決めあぐねていました。
高校の先生たちは私に何度も何度も言ってました。
「ロシア語と中国語はやめろ」。

結局、ヒンディー語にしたわけですが、
合格したとき、当時73歳のおばあちゃんが
「それも英語かね」と言ってたなあ。