コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1583回 生まれたときには等しく与えられていた能力


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現在、園芸にハマり中のうちのじいちゃんが、
数珠珊瑚(じゅずさんご)という
ちっちゃな赤い実のついた植物を買って来て、
ひと枝をミルクピッチャーに入れた姿が
とっても愛らしいので、
専用の敷物を編んであげました↓

20160928_ph01

子ども部に通っている9歳女子で
「編みものにハマり中(@本人)」
の子がいるんで、
見本モチーフとしても使おうかと。

で、糸は、例によって、
以前に下北沢「すみれ」の閉店時に
買い占めたルトールマットです。

一見、ぜんぜん減ってなそうに見える
マイ・ルトールですが、
実はかなり減っていて、
すでになくなっている色もあるんで、
足りない色は、
京橋「越前屋」さんの通販を利用して
取り寄せています。

越前屋さんで色見本帳も購入したんで、
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ルトールマットは、
本来はタペストリー糸らしいんですが、
私はそのマットな色合いが大好きなんで、
もっぱら刺繍、ときどきかぎ針編みに
使っています。

刺繍も糸の色が重要ですが、
モチーフ編みも、糸そのものの色が
かなり重要ですよね。

色といえば、
先日、子どもに教えるのに
ルトールマットを使っていたら、
「その糸の色、きれー」と9歳が言い出し、
他人のがきれーに見えてるだけなんだろう
とスルーしていたら、
翌週もまた、きれー、きれーと言うんですよ。

そして、「せんせーの糸は
どこへ行ったら買えるの?」と。

この質問はかなり面白い、と思いました。

ユザワヤにはよく行ってるみたいだし、
手芸好きな子だから、
ほかの手芸店とかも行ってると思うんだけど、
なにか特別な色の糸だとわかって、
聞いているわけですよ。

ほほお、
ルトールマットの色が「特別」なことが
ちゃんとわかるんだなあと。

子ども用の編みものの色使いって、
子どもには複雑な色使いはわからないだろう
的な単純な色使いだったりするけど、
あれは子どもの能力を過小評価してるよね。

子どもにも「安っぽい色=化学合成色」が、
ちゃんと認識できるんだよね。

いや、逆か、
「安っぽい色」にまみれた生活歴が短いから
そこに気づきやすいのか。

私自身も、子どものころのほうが、
葉っぱの緑色の微妙な違いとか、
花の色とかに敏感だったと思うもの。

絵は大人になるほど「下手」になると
某画家が話していましたが、
なるほどなあと思いますね。

技巧的な「上手」を
「下手」と定義したうえでの
「下手」なわけですが、
色選びの上手下手も、
頭で考えるようになるほど
その感度は鈍っていくと言えます。

だとしたら、
生まれたときには等しく与えられていた能力を
なくしていくことが「大人になる」
ということなのかなあ。

そうじゃない「大人」への成長が
可能な社会へ向かっていると思うけど。

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