クレヤン.コム

〈ワタナベ・コウ先生といえば
クイックソーイングを提唱する洋裁界の異端児的存在〉
ではじまる
『裁縫女子』（リトルモア）紹介ブログ
「洋裁反面教師〜買い布依存症の日々」。

このブログの執筆者さんは、
教室に来てくれた生徒さんはお客さんなんだから
こんなこと描いて大丈夫なのか、
と書いているわけですが、
『裁縫女子』を読んで
この手の感想を持った人はわりと多いかもしれません。

人間は、
自分が想像できないことを感想として持たない、
のが多数派だと言われています。

だとすると、この場合、
こんなふうに描かれたら反感売る、
のは、このブログ執筆者本人でしょう。

彼女は、
自分が描かれたらスゲエ腹立つ！
（描かれるような行動を起こす可能性もおそらく認めている）
お金払って教室に参加した「お客さん」なんだからね、アタシっ！
と言ってるようなもんです。

さて、
私はいまだダーリンと未入籍なんですが、
かつて私が、
未入籍で結婚することを友人知人に伝えたときに
「えっ、それじゃあ子供がかわいそうだよ」
と発言した人がいました。

そのとき私は、
「ああ、この人は未入籍な二人の間に生まれた子供を
それだけで即かわいそうだと思うのだな」
と思いました。

ちょっと「異端」な行動を起こすと
（自分では「異端」だと思っていない）、
期せずして、人間の知られざる「闇」が見えて
なるほどなあと微笑んでしまうことがあります。

当の本人は、相手をすごく心配しているつもり、
とても正しいことを言っているつもり、
助言しているつもり、
なのも、毎回、私にはとても不思議。
いや、不思議がる私が「異端」ってやつなのね。

ちなみに、私は、ああいう生徒さん、もう来ないで、
なんてこれっぽちも思っていません。
先生やるのが大変だともまったく感じてません。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
●歌人の枡野浩一さんとの
『裁縫女子』についてのユースト対談は↓
http://www.ustream.tv/recorded/12750111

●写真家の大野純一さんとの
『裁縫女子』についてのユースト対談は↓
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi

●『女性自身』（光文社）エンタメ・ページで
取材していただきました。
「山崎範夫のミシン」にスリスリしている写真が
掲載されるはずなのだが、掲載は延期されてる模様。

●４/5（火）は、阿佐ヶ谷ロフトにて
『裁縫女子』出版記念トーク
~東京外国語大中退の高学歴「裁縫女子」
ワタナベ・コウと語る「裁縫とジェンダーの微妙な関係~
MCはツルシカズヒコ、ゲストは枡野浩一さん。
19:30開演／料金1500円
現在チケット発売中！
（詳細は阿佐ヶ谷ロフトHP）

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ワタナベ・コウのコミック『裁縫女子』（リトルモア）は
↓で最初の4ページが読めます（無料）。
http://xfs.jp/yVaxt

全国の大型書店で発売中！ですが、
アマゾン、楽天でも売ってます。
以下のページにリンクあります。
みなさん、どうぞよろしくおねがいします！
http://bit.ly/gSyl6J