コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第329回〈新・街コレ005〉ブルマーとかぼちゃパンツ

編集長こと、
うちのポチさんも書いてるけど、
『小谷野敦のカスタマーレビュー2002‐2012』
(小谷野敦著/アルファベータ)に
「愚かさのリアリズム」と題され、
星5つがついてた
吉田恵輔監督の『さんかく』を観て以来、
吉田恵輔監督にハマり、
『机のなかみ』『純喫茶磯辺』『なま夏』
と観てしまいました。

吉田恵輔監督の映画は、
若い男子向けの女子高生映画って
語られることが多いらしいんだけど、
いやあれは、オンナ観察記の傑作でしょ。

年齢を超えた普遍的なオンナの
イジワルさのディテールが
具体的に描かれているのがいい。

「人間観察記の傑作」
(@アマゾンの商品解説文)である
『裁縫女子』(リトルモア)著者の私が
うなるディテールなのよ。
すばらしー。

で、
最初に観た『さんかく』には、
元AKBの小野恵令奈って子が出演してて、
テレビないんでAKBについては
ぜんぜん詳しくないんだけど、
彼女が身につけてたパイル地製と思われる
かぼちゃパンツが妙に印象に残りました。

ちょっと前に
『ブルマーの社会史 女子体育へのまなざし』(青弓社)
を読んだせいだと思うんだけど、
かぼちゃパンツ、あれって、ブルマーだよねえ。

1988年の宮崎勤事件をきっかけに
学校でのブルマー着用が減って、
今はもうブルマーで体育する学校はないらしいけど、
強制されるものじゃなくなると
逆に女の子自身にとって
「かわいい」ってことになるんでしょうかね。

ブルマー世代の私にとっては
ブルマーにしか見えないかぼちゃパンツ、
若い女の子はここんとこ、実によくはいてます。

そして、
女装したおっさんまではいてました、
かぼちゃパンツ!↓

女装するおっさんて、いつのころも
ちゃんとそのとき流行の服装なんだよね。
ピンクハウスが流行ってたころは
ちゃんとピンクハウスのワンピースで
女装してたし、
ボディコン流行ってたときは
ボディコン着てたもんなあ、おっさんたち。

おっさんの女装に採用されて
最も気持ち悪くないのは、
いつのどんなファッションだろうか。
今のかぼちゃパンツは、
わりとかわいく見える気もする。

 
※〈新・街コレ〉は2004〜06年に
『週刊朝日』で好評連載していた
「ワタナベ・コウの街角コレクション」を
勝手に復活させたものです。
復活させた訳はこちら
めざせ!単行本化。

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 「ワタナベ・コウの【ひとりおしゃれ工房】」では、
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『裁縫女子』(リトルモア)のインタビューなど】

雑誌『hito(ヒト)』3号

「サイゾーウーマン」

●歌人の枡野浩一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/recorded/12750111

●写真家の大野純一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi

●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35

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(発行:日本文芸社
 企画:エム・エム・クリエーション
 編集協力:ツルシカズヒコ