コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第544回 かわいい「ステッチ」のある漫画

ま、
あとはエコーの結果を待つだけですが、
ほぼ悪性のものはないだろうってことで、
ひと安心しました。

あと3ヶ月、とか言われたら、
人生設計変更しなきゃいけないんで(笑。
いや、
人生設計立てて生きてきたんなら、
違うオトコと暮らしてたか(笑。

しかし、
病院の付き添いは、
ほぼ待ち時間ですからね。
いつも漫画、持ってって読んでます。
なんとなく活字の本は読む気にならない。

この前は、これ↓読みました。

作者のムライさんは、
私も少しばかりお手伝いしている
電脳マヴォの作家さんのひとり。

緻密な描写と
鳥の登場回数が多いこと、
アジアの香りが漂うことなどが
特徴の漫画家さんなのですが、
アタシが好きなのは、
登場人物の服装に「ステッチ」が入ってるとこ!

かく言うアタシも、
イラストレーターになりたてのころ、
服とか帽子とかバッグとかに必ず
「ステッチ」を入れてました。

編集者やライターの女子たちに
「イラストに縫い目を入れるのは、
お裁縫とか好きだからですか?」
ってよく質問されたもんだ。

自分では特に意識してなかったけど、
服を描くとなんだか
「ステッチ」を入れたくなるのよね。

「ステッチ」は不揃いでなければいけない。
と言って「下手くそ」でもダメで、
不揃いな「ステッチ」がいい感じに入っていると
その絵の服装はかわいくなる。
見てるとものすごく服が作りたくなって、
「かわいい」気分に犯されてしまう。
ああ、自分、ダメになってく、みたいな。

だけど、どんな絵にも「ステッチ」
入ってりゃあいいってもんじゃありません。

たとえば、
池田理代子や萩尾望都や竹宮恵子の絵と
「ステッチ」の相性は悪い。
くらもちふさこや槇村さとるもダメだな。

オスカルの服に「ステッチ」入ってたら
ヘンでしょ。
ビンボー時代のロザリーの服ならいいけど。

しかし、それだと、
「ステッチ」はビンボーのアイコンになる。
「かわいい」のアイコンではない。

だから、池田理代子の絵の「ステッチ」は、
違う「ステッチ」なのよ。

アタシの頭に思い浮かぶ漫画家の中だと、
「ステッチ」入れていいのは、
陸奥A子かな。
 

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『裁縫女子』(リトルモア)のインタビューなど】

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「サイゾーウーマン」

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 編集協力:ツルシカズヒコ