コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第756回 カントリーくさいエドワーディアン
映画『モーリス』を観ました。
1911〜13年が舞台なので、
ジョージ5世の時代なわけですが、
ファッション的には、
エドワーディアンですね。
エドワーディアンと言えば、
クレヤン7号で描いた
『明日に向かって撃て!』の
ドレスがそう↓
※イラスト=ワタナベ・コウ
※着色は脚色(笑。
『明日に向かって撃て!』は、
衣装がイーディス・ヘッドで、
正装時のドレスはもちろん、
カジュアルの衣装もかわいくて
かなり好きなんだけど、
なぜかアカデミーの
衣装デザイン賞はとってない!
役者の容貌が耽美じゃないせいで
衣装までいまひとつに
(アタシには)思えた
『モーリス』のほうが、
衣装で賞とってるなんて、
不可解です。
(エドワード7世が女好きだったせいか、
エドワーディアンのジュエリーには
素敵なものが多い)
エドワード朝は、正確には、
ヴィクトリア女王のぐうたら息子、
エドワード7世が在位した
1901〜1910年のことですが、
ファッションとしての
エドワーディアンは、
ヴィクトリア朝末期、つまり
1890年代くらいから1910年代
くらいのファッションを指すことが
多いようです。
トルコ石 リング |
ヴィクトリアンも
エドワーディアンも、
レース、フリル、ギャザー、テープを
使った装飾的なスタイルです。
違いは、
エドワーディアンのほうが
シルエットが細身で
繊細な印象が強いこと。
ヴィクトリア女王が、
おデブちゃんだったことと
関係あるのか、ないのか。
また、
ヴィクトリア朝から
エドワード朝時代は、
近代化、都市化が完成してたがゆえに
田舎への憧れも強まった時代でもあります。
1970年代にエドワーディアンを
模倣して流行らせたと言われる
ローラ・アシュレイは、
カントリーくさいエドワーディアンの
代表と言えるでしょう。
ちなみに、
カントリーくさいエドワーディアンは
わりと好きです。
最近だと
絶賛流行中のマキシワンピなんかは、
カントリーくさいエドワーディアン
と言っていい感じですね。
第一次世界大戦がはじまる前と
時代の空気が似ているせい?
(↑エドワーディアンのシンブル、
イラストがかわいい!)
*
子ども教室はじめました↓
●ワタナベ・コウの子ども手芸教室
*
カタログハウス大阪店での教室、
参加申込みは以下のページから↓
●8/23(土)
ワタナベ・コウの
クイックソーイングを学ぼう!
●8/24(日)
コンシールファスナーあきの
Aラインワンピースを作ろう!
(東京開催の復活を望む方は、
カタログハウスに要望を!)
*
生地選びの参考に↓
●ワタナベ・コウのお気に入り
*
10月21日(火)13:00〜14:30
和光大学ジェンダーフォーラム、
後期の枠で講演します。
タイトルは
「裁縫する女のジェンダーポリティクス」。
前期講演は7/12(土)上野千鶴子さん!
****************************
『裁縫女子的「かわいい」のヒミツ』、
Amazonでも買えます↓
****************************
クレヤン増刊1号『木綿の着物』も、
Amazonで買えます↓
*********************
コウ手芸部の活動報告は、
FB裁縫女子宣言!で!
*********************
●FB裁縫女子2(仮題)
●pixivワタナベ・コウ
*********************
●YouTube 「クレヤン放送局」は↓
http://www.youtube.com/user/watanabe3kou
「ワタナベ・コウの【ひとりおしゃれ工房】」では、
「『裁縫女子宣言!』を作ろう!」を公開中。
*********************
【『裁縫女子』(リトルモア)のインタビューなど】
●雑誌『hito(ヒト)』3号
●歌人の枡野浩一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/recorded/12750111
●写真家の大野純一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi
●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35
●『裁縫女子』は↓で最初の4ページが読めます(無料)。
http://xfs.jp/yVaxt
●ワタナベ・コウの漫画単行本第2弾
『節電女子』
(発行:日本文芸社/
企画:エム・エム・クリエーション/
編集協力:ツルシカズヒコ)