コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1456回 人絹(じんけん)あるいはレーヨン


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今日のコウ手芸部昼間部には、
洋服コース3年生のKさんと、
3月入部のTさんが参加しました。

Kさんが、
素敵なチュニックを着てたんで
「作ったんですか?」と聞いたら、
亡き母上がどこか暑い国で購入した
「人絹(じんけん)」(と母上が
おっしゃっていたそうな)の
ラップスカートをリフォームしたと。

(「人絹」はレーヨンのことですね)

チュニックは、紺色と白色の
南国っぽいお花模様だったんですが、
よく見ると、
衿ぐりあたりの白い部分に
紺色部の「浸食」を受けているような
滲みを発見!

K「レーヨンって洗濯すると縮みますね.
それに色も落ちるし……」

コ「レーヨンは、おうちで
洗濯しちゃダメですよ。

ドライクリーニングに出すか、
いや、本来、湿潤気候の日本の夏には
向かない素材ですね。

ハワイとかはいいだろうけど。

いや、ハワイとかのレーヨンのアロハは、
正装というかおしゃれ着だから、
基本的には洗濯しないんじゃないかな」

こう見えて、
大学生のころのコウ先生は、
古着大好きだったので(今も好きですが)、
原宿『サンタモニカ』で、
アメリカ製のかわいいプリント柄の
スカートとかワンピースとかを
よく買っていたんですが。

超お気に入りの柄のスカートが
洗濯したらチュルチュルと
短くなってしまったことを
よく覚えております。

余談ですが、
リンクはるのに確認したら、
原宿『サンタモニカ』って1979年開店なの?!

アタシの上京&大学入学は1981年……
開店したてだったのかー!

ま、なんてことはさておき。

10代と20代の娘さんを持つTさんは、
「娘たちのスカートは
レーヨンばっかりですけど、
うちで洗濯して縮みませんよ」と。

(ポリノジックレーヨンという↓
レーヨンの弱点を改良したという
ものもあることはあるが、
多少は縮むのではないかと)

ふううん、
最近のレーヨンは縮まないのかもなあ、
とも、そのときは思ったんですが。

ふと、気づき。

レーヨン100%で、
洗濯しても縮まないとしたら、
防縮加工されているんじゃ。

防縮加工は薬品を使った処理ですから、
いっとき、アトピーの問題とかで
問題になっていたような気がしますが、
最近はなんか聞かなくなりましたね。

というか、いまや、衣料は、
多国籍企業ものが主流ですから、
どこでどうやって作られているのか、
情報が得にくい。

かつ、服の素材、まして加工まで
気にする人は少数派ですからねええ。

あるいは、
縮まないレーヨンのスカートとは、
レーヨン100%ではなく、
ポリエステルなど化繊との
混紡かもしれません。

(↑レーヨン×ポリエステル×ポリウレタン混紡)

ま、いずれにしても、
既製服には、レーヨン何%とか、
コットン何%とか、
素材配分を表示したタグがついています。

よい子のみなさんは、
タグを確認する習慣をつけるとよいですね。

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