コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第1667回 服作りの楽しさも、日本共産党も、
日本共産党第27回大会を2日間取材して、
昨晩、熱海から戻りました。
今日のコウ手芸部参加者Sさんによると、
「テレビとかでスゴい取材陣だったと
報じられていましたよ」と。
そのスゴい取材陣のなかで、
唯一フリーランスの私だけが、
前例のない「異質」な取材者だったため
(かどうかはわかりませんが)、
最後の最後にちょっとしたイヤな目に
あってしまいましたが
(今朝起きてまた腹が立ってきた)、
取材自体は、
スケッチブック1冊を使い切るくらい、
大変有意義におこなえました。
どの新聞にも雑誌にもできない
前代未聞のイラストルポを描くつもりです。
*
というわけで、
「裁縫の先生」復帰1日目の今日は、
完成がとっても楽しみだった
Sさんのコートがすでに完成してた!
比翼部分のステッチと裾をおうちで縫って
完成させたんだそうです。
写真では見えていませんが、
ボタンには「力ボタン」もついています。
タッターソールこと
ウィンドウペーンという格子柄の
ウールですが、
柄合わせがバッチリ出来ている点には、
注目してやってください。
柄合わせは、身頃の前中心、後ろ中心、
衿の後ろ中心、身頃のバストラインで
格子の縦横を合わせる作業ですが、
裁断に大変手間がかかります。
最近の既成服は、
「柄合わせ」してないものが多いので、
「柄合わせ」自体を知らない人が
多いかもしれません。
「きせ」がうまくかかっていなかった衿は、
前回、修正したので、
衿の縫い目が表側からは見えていません。
第二ボタン以降が
表から見えない状態になる「比翼」も、
仕立てに手間がかかります。
裏地は、一見、
高級ブランド品かと見紛う、
地紋入りです。
一昨年夏から参加のSさん、
「自分で作った服を着ることが
こんなに楽しいなんて!」と
言っていました。
それまでは、
息子の巾着袋くらいしか作ったことがなく、
服を自分で作れるなんて思わなかったと。
自分で作った服を着る楽しさは、
専門用語を使わなければいけない文章では
伝えることができません。
服作りに専門用語が多いのは、
徒弟制度で技術を伝えるという
閉鎖的な世界で、
既得権益が大きかった業界だった
せいでしょう。
学費の高い服飾専門学校に通わなければ
服が作れないというのは思い込み、
というか、
そう思わせて得をする仕組みがあるためです。
服はだれにでも作れるし、
自分が作った服を身につけることは
楽しいことです。
先人が時間をかけて築きあげてきたものは、
それを知らない人が増えれば、
あっという間になくなります。
服作りの楽しさも、日本共産党も、
まだまだよく知られていないという点では、
伝えがいのあるものです。
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