コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第1907回 作りたい服の本が見つからない場合
コウ手芸部では、
生地の持ち込みはもちろん、
ソーイング本や型紙の持ち込みも、
可にしています。
今日のコウ手芸部では、
Nさんから、
作りたい服が掲載されている
ソーイング本が見つからない
という相談がありました。
よくお話を聞くと、
いいと思うものは難しそうだったり、
いらないポケットがついていたり、
ファスナーがあったりするんです、
ということでした。
このお悩みはよく聞きます。
おおよその形が作りたいラインに
近ければ、その本(あるいは型紙)を
買って持ってきてもらい、
アレンジして使うこともできますよ、
と答えています。
|
ポケットやファスナーを
なしにすることや
長袖を半袖にすること、
ラウンドネックをVネックにする
ことなどは、比較的簡単な
アレンジです。
また、着丈やスカート丈は、
普段自分が着ている服を
持参してもらい、それを測って
型紙に反映することができます。
ワイドパンツの幅なども、
気に入って着用しているものや
もう少し狭かったらなどと
思うものがあれば、
それを参考に数値を決めて、
型紙に反映することができます。
モデルが着用して写真を撮影している
ソーイング本や既製の型紙は、
写真やサイズ表だけでは、
完成品がどういう感じなのかが
つくってみるまではわかりません。
だから、とにかく、ひとつ試しに
練習と思ってつくってみる、
という考え方もありです。
|
洋服の場合、
シルエットや雰囲気は、
使用する生地に左右されるという
問題もあります。
同じ生地で作らなければ
まるで違う服になることもあるので、
こうした点では、「仮縫い」すれば
大丈夫、というものでもありません。
そもそも、「仮縫い」は、
洋服の主流が「フォーマル」だった
時代の考え方ですから、
現在、「カジュアル」が主流の時代に
適したものではありません。
それから、
洋服のデザインは、
「ゆとり」がポイントです。
「ゆとり」をどれだけ加えるかは、
デザイナー自身が、
基準と想定したヌードサイズ
(モデルサイズ)に加えて、
「自分らしいデザイン」を
生んでいるものですから、
本や型紙によって違います。
|
また、縫い方も百様あって、
ひとつの決定項があるものでは
ありません。
ただし、どうしてそう縫うか、
に必ず理由はあります。
本は想定読者に適した作り方を
掲載しているでしょうから、
初心者向けの簡易な縫い方、
経験者向けの本格的な縫い方など、
いろいろあります。
指定の材料を用意しないと作れない縫い方や、
作り方によって縫い代のつけ方なども
変化しますし、デザインによっては、
生地の幅(一様ではない)を
限定するものもあります。
というわけで、
コウ手芸部参加者がこれまで
持って来た本の中から
コウ先生がかわいいと思った
ソーイング本のリンクを
貼ってみました。
ご参考までにどうぞ。
*********************
コウ先生の楽天お気に入りリスト↓
●着物JAPANリスト
●洋裁手芸リスト
●キッチン器リスト
●ミシンリスト
●猫リスト
●美容リスト
●食リスト
●靴リスト
●雑貨家具リスト
*************************
コウ先生のLINEスタンプ第3弾
「猫のマリコ」堂々発売中!
*********************
コウ先生画、LINEスタンプ発売中です!
↓クリックすると購入ページにリンクします。
iPhoneでのLINEスタンプの買い方はこちらで!
@watanabe_kou からのツイート
*********************
●コウ手芸部
●コウ手芸部Google+
●ワタナベ・コウの子ども手芸教室
●FB裁縫女子宣言!
●FB「裁縫する女」と近代日本
●ワタナベ・コウの楽天myページ
●クレヤン放送局
*********************
*********************
2014/10/21に開催された、
ワタナベ・コウの和光大学での講演
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス」の、
当日配布資料のpdfファイルです↓
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス
*********************
●雑誌『hito(ヒト)』3号にインタビュー掲載
●「サイゾーウーマン」インタビュー↓
Mサイズ信仰、リバティ族……
裁縫したいオンナたちの虚栄とプライド
●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35