ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

「若い燕」の謎


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文:ツルシカズヒコ 絵:ワタナベ・コウ

FB「裁縫する女」と近代日本

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「伊藤野枝 1895-1923」第29回執筆中です。

年下のヒモみたいな男の恋人を意味する
「若い燕」という言葉があります。

この言葉を人口に膾炙せしめたのは、
1912年9月に奥村博が
平塚らいてうに書いた手紙でした。

しかし、この手紙の文面ですが、
実は新妻莞(にいづまかん)
という男が考えたものでした。
新妻は後に『サンデー毎日』
編集長になる男です。



なぜ私信の文面が
外部に漏れたかというと、
奥村はらいてうに宛てた手紙と
同一の文面の手紙を尾竹紅吉にも
出したからです。

紅吉はらいてうに同性愛的な
感情を持っていたので、
嫉妬にかられて「若い燕」のことを
口外したのです。



しかし、この手紙には
謎がふたつあります。

〈謎その1〉
ひとつは奥村の手紙の原文では
「鴛鴦(おしどり)」と
書かれている個所が、
らいてうの伝記では「水鳥」に
書き換えられていること。

〈謎その2〉
奥村と新妻はたいして親しくなかったのに、
新妻はなぜ奥村とらいてうの関係に
執拗に容喙(ようかい)したのか。



〈謎その1〉にはどうも性的なことが
関係しているようです。
「鴛鴦(おしどり)」だとマズイことが
あるということです。

〈謎その2〉も性的なことが絡んでいそう。
新妻と奥村の間にも同性愛的なものが
芽生えていたのではないか。

という推理も私は可能なような
気がするのですが、どうでしょうか。



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