第1556回　他人が選んだたったひとつのもの

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2016-08-29（月）

今日のコウ手芸部子ども部は、
小学３年生のお友だち同士ふたり（女子）と
そのお兄ちゃん（小5）ひとりの３人で、
３人ともボタンつきの巾着袋を
完成させました。

バタバタしていて、
写真撮影することができませんでした（泣）。

いや、しかし、
2時間のレッスンで、
ずっと手縫いは、
子どもには難しいですね。

お母さんの要望としては、
手縫いを教えてほしいってことだったんですが、
手縫いに集中できないというか、
コウ先生の手縫いに対する邪悪な気持ちが
伝わるのか（笑）、飽きちゃうんですよね、
子どもは。

身体的な「楽しい」感を
感じにくいですからね、
手縫いは。

それを無理矢理やらせるのはイヤなので、
「じゃ、ミシンやってみよっか」って、
縫わせてみたら、
もう、みなさん、大喜びですよ、
ミシン面白い！って。

子どもはミシン好きだよねー。
すぐ使い方覚えるし。

という感じで、
手縫いを教えてくれと言われていたのに
ミシンの味を覚えさせてしまった前回だったので、
今日は「ボタンつけだけは必ず覚えて」って
お母さんからの指令があったそう（笑）。

なので、今日は、
ミシンで巾着袋を縫ったあと、
ボタンを飾りに
縫い付けることにしたんですが、
ここで勃発したのが、
女子ふたりによるボタン争奪戰！

コウ先生の在庫から
好きなボタンを選んでもらったんですが、
Kさんが、めざとく、
パールの縁にラインストーンが
プチプチくっついた
いちばんかわいっぽいボタンをget。

ギュウッとにぎったのです。

そしたら、Nさんが、
「同じボタンがいい」と言って、
探す、探す。

たまたまそのパールのボタンが
ひとつしかなかったんですよ。

お花のボタンとか、バラのボタンとか、
ほかのをすすめたんですが、
Nさん「絶対に探す！」と。

もしも、あのパールのボタンを
事前にふたつ用意しておいたら、
特にそれが「すごくかわいいボタン」に
見えなかったのではないか、
と思うんですが、どうでしょう。

他人が選んだたったひとつのもの、
の魅力って、スゴいですねえ。

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