ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
人生は芸術を模倣する
宮﨑かすみ『オスカー・ワイルド』を読み始めた。
「ふもれすく」第1話にちょっと出てくる
オスカー・ワイルドは、
辻潤が愛読した作家の一人だったようです。
〈自然は芸術を模倣する〉は
ワイルドの有名な言葉ですが、
こういうことなんですね。
アルプスは美しいとルソーが表現したことにより、
ルソー以外の人も初めてアルプスの美しさに気づいた。
すなわち、アルプス(自然)は
ルソーの表現(芸術)によって
その美を発見されたわけで、
つまりアルプス(自然)は
ルソーの表現(芸術)を模倣したのだと。
ワイルドは〈自然は芸術を模倣する〉を
〈人生は芸術を模倣する〉とも言い換えている。
同性愛者だったワイルドは、
こういうことを言いたいのでしょう。
男性間の同性愛
(という行為やそうした生き方)は美しいのだ。
自分(ワイルド)の芸術作品によって、
その美を自分(ワイルド)以外の人も気づくはずだ。
そして価値の転換が起きる、
少なくても同性愛が犯罪などではないものであるという。
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