【2月】
●2/18
奥村博史、再生不能性貧血で死去。73歳。
【3月】
●「桜の咲く」ころ、
瀬戸内寂聴、福岡市を訪れる。
『文藝春秋』の「美は乱調にあり」
(翌年4月号から12月号連載)執筆取材のため。
↑
『美は乱調にあり 伊藤野枝と大杉栄』_p8
魔子、代キチ、ルイズなどに面会する。
↑
『美は乱調にあり 伊藤野枝と大杉栄』_p13~52
瀬戸内の取材を
1964年と断定しているのは
『伊藤野枝と代準介』(p32)
「美は乱調にあり」の取材で、
瀬戸内が神近市子に会ったのは、
翌年ごろだろうか。
↑
神近市子『引かれものの唄 叢書「青鞜」の女たち 第8巻』
(不二出版・1986年2月15日
※『引かれものゝ唄』・法木書店・1917年10月25日の復刻版)
末尾解説のp3
【5月】
●5/6
佐藤春夫、逝去。享年72。
【6月】
●6/7
高群逸枝、国立東京第二病院で
癌性腹膜炎で死去。70歳。
らいてう、浜田糸衛、市川房枝、
高良(こうら)真木が霊安室で寄り添う。
➡『知の巨人 評伝生田長江』p386
【7月】
●日本弁護士連合会により、
新宿区富久町に
東京監獄・市ヶ谷刑務所の
刑死者慰霊塔が建立される。
【9月】
●劇団民藝が『冬の時代』を公演。
存命だった荒畑寒村(劇中ではショー)と
橋浦時雄(劇中では不敬漢)が招待される。
➡『橋浦時雄日記 第一巻』
●売文社を舞台にした戯曲
『民藝の仲間76 冬の時代』公演。
➡『パンとペン 社会主義者・堺利彦
と「売文社」の闘い』(p393)
【12月】
●12/4
王丸留意子、王丸和吉の家を出る。
※この年、
現代思潮社版『大杉栄全集』全14巻刊行始まる。