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伊藤野枝(14歳)、周船寺高等小学校卒業。
●4月
伊藤野枝、今宿の谷郵便局
(谷にある今宿郵便局?)に就職。
野枝は14、15歳のころ短歌を作っていた。
死なばみな一切の事のがれ得て
いかによからん等とふと云う
みすぎとはかなしからずやあはれあはれ
(※原文は繰り返しマーク)
女の声のほそかりしかな
『福岡日日新聞』(1923年10月17日)
➡『定本 伊藤野枝全集』(第一巻)
「資料篇」
➡『野枝さんをさがして』(p3)
●夏
東京の代準介一家が福岡に帰省。
以後、野枝は代準介に女学校入学を
再三懇願する手紙を書く。
●12月末
野枝、女学校編入学準備のため上京。
代家(下根岸81番地)に寄宿。
妹・ツタ、福岡市内に女中奉公に出て、
給金1円50銭のうち1円を今宿の母に送る。