第824回　好きな男以外の視線なんて

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2014-09-04（木）

FacebookでつながってるMさん（女性）が
シェアしてたので読んでみました↓

Mさんは
「この手の記事に共感薄い」って
書いてたんですが、
いや、アタシも、この手の「言い伝え」、
よく見かけるわりに、
いっつもモヤンモヤンしてました。

にもかかわらず、
同記事へのコメント欄とか
「同感！」みたいなのが並んでて
ビックリだわよ！

特に、
楽になることのひとつめが
「異性の視線をスルーできる」だなんて、
信じらんない！

50になる前から
好きなオトコ以外の視線なんて
気にしたことないよ、アタシ！

けど、某男性小説家が、
「女性は好きじゃない男性にも
好かれたい生き物だ」みたいなことを
書いてたのをふと思い出しました。

「50過ぎたら楽になるわよ」の真実は、
女性とは「好きじゃない男にも
好かれたいもの」という前提で
書かれているわけですね。

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出版の世界は男社会なんで、
女性の文筆家って、
わりと男脳だったりします。

「50過ぎたら、異性の視線をスルーできて
楽になる」みたいなのは、
男社会の作ったウソでしょう。

若い女性の多くが異性の視線を気にしてる、
ってのが、そもそも、
男の一方的な（期待含めた）妄想でしょう。

もうブームは去ったんだか知らないけど、
女子校ブームかなんかの中で、
女子校出身者がモテるのは、
異性の視線を意識して動かないから、
みたいなこと言われてたけど、
アタシ、共学だけど
男子の視線なんか気にしてなかったよ。

男子の視線気にするのはモテる女子だけ。
だから、ものすっごい少数派ですよ。

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女子校ブーム、みたいのが、
すでに男の妄想、
男の作ったブームっぽいし。

50歳過ぎたら楽になる、なんて、
閉経するから生理あったときより
肉体的にラクになるってことのみが
共通項として言えることであって、
あとは人それぞれでしょう。

年とったらイイことある、
それを年下の女性に向けて
言うこと自体が、
アタシ、なんかイヤで。
オヤジっぽいっていうか。

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むしろ、ああなってこうなって
辛いことばっかりよ、
みたいなこと言う人のほうが信用できる。

アタシ自身は、
常にいろんな疑問があって、
それがいつまでたっても解決されないし、
若いときからずっと辛かったといえば
辛かったし、今も辛いといえば辛い。
この先もずっと辛いだろうって気もする。

でも、
若いときからずっと楽しかったといえば
楽しかったし、今も楽しいといえば楽しい。
この先もずっと楽しいだろうって気もする。

楽になるとか、そんなの、
何歳過ぎたらとか、
関係ない気がするけど。

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10月21日（火）13:00〜14:30
和光大学ジェンダーフォーラムで
講演します（一般聴取可能）。
タイトルは
「裁縫する女のジェンダーポリティクス」。

10/11からミニ個展も開催！
準備しないといけないんだけど、
まだ何もやってない！

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●雑誌『hito（ヒト）』3号にインタビュー掲載

●歌人の枡野浩一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/recorded/12750111

●写真家の大野純一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi

●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』（リトルモア）書評↓
http://bit.ly/fHvj35

●『裁縫女子』は↓で最初の4ページが読めます（無料）。
http://xfs.jp/yVaxt