第1061回　インドのミラーワーク刺繍

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2015-04-22（水）

2015秋冬のトレンドに
ボヘミアンスタイルが上がってるみたいっすね。

ボヘミアンは、
要はヒッピースタイルと同じカテゴリーだし、
すでに定番スタイルっちゃあ定番のようなもんで、
今さらトレンドもクソもねえんじゃねえの、
って気もするけど。

とはいえ、
ボヘミアンとか70年代ヒッピー風とかは、
手芸要素が盛られてますから、
コウ先生は好きなほうです。

昨日は、ボヘミアン流れで、
ヴィヴィアン・ウエストウッドの
アフリカバッグの記事を
FASHION PRESSで読みました。

ボヘミアンと言えば、
シモン・カミール（SIMONE CAMILE）という
刺繍やミラーワークを施した
ヴィンテージクロスをパッチした
1点もののバッグが超人気だそうで。

このシモン・カミールの刺繍バッグは、
かなり高額↑ですが、
同じテイストで、
なんでなのか、
わりとリーズナブルなのが、
タイリー・マリブ（Tylie Malibu）の
刺繍バッグ↓

いや、どっちも、
東京外語大ヒンディー語中退
（しつこく書くのは、書かないと
服飾系専門学校卒業だと思われるから！
つい先日も間違われたので）
のコウ先生に言わせりゃ、
なんだよ、
単なるインド刺繍の布を
パッチワークしたバッグじゃん！
なんだけど、
いやはや、ともかく、
えっらい人気らしい。

いや、アタシもねええ、
大学生のときにインドに行ったとき、
インド刺繍の（他人から見たら）汚ねえ布は、
買ってきたのよ、わりと。

その後も、インド好きとわかると、
たびたびその手の布をもらったりして。

しかし、インド刺繍の布って、
布としては確かにかわいいけど、
東京で日常着として着る服を作ったら、
なんとかムゲンドウ好きの美大生っつうか、
あっら〜美大卒なの？みたいなおばさん
になっちゃうので。

元の値段が激安だったこともあり、
その価値がわからず、
使えねえ布として、
かなり処分しちゃったんだよねええ。

とっておいて、
ヴィンテージと呼んで、
パッチワークにして、
バッグ作ればよかったんすねー。

バカバカバカ。

ちなみに、
インド刺繍の特徴は、
チェーンステッチとミラーワークでありますが。

ミラーワークと言えば、
コウ先生のはじめての著作
『ワタナベ・コウのまっすぐソーイング』
（今は亡き雄鶏社から1994年に発行）
にもミラーワークのスカートが
掲載されています↓

あーあー、デビュー作から
「超カンタン！」とかシャレこいてるよ（笑。

ミラーワークのやり方も、
コウ先生のわかりやすいイラストで
解説してる↓

ミラーワークは、
ミラーと刺繍糸があれば出来ます。

ミラーは、1994年当時は、
オカダヤ新宿本店に売ってましたが、
いろんな手芸用品が消えつつある現在、
今も売ってるかどうかはわかりません。

ちなみに、ミラーワークは、
ミラーをボンドで貼り付けるので、
洗濯機で洗うと割れたりします。
頻繁に洗うものには向きませんね。

それから、
刺繍糸で縁を縫いますが、
完全に縫い止めることはできない構造なので、
ミラーはたまに取れたりします。

＊＊＊＊＊

コウ先生のLINEスタンプ第3弾
「猫のマリコ」が販売開始！

（↑クリックすると販売ページに飛びます）

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
コウ先生画、LINEスタンプ発売中です！
↓クリックすると購入ページにリンクします。

iPhoneでのLINEスタンプの買い方はこちらで！
　
@watanabe_kou からのツイート
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
2014/10/21に開催された、
ワタナベ・コウの和光大学での講演
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス」の、
当日配布資料のpdfファイルです↓
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
●雑誌『hito（ヒト）』3号にインタビュー掲載

●歌人の枡野浩一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/recorded/12750111

●写真家の大野純一さんとのユースト対談↓
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi

●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』（リトルモア）書評↓
http://bit.ly/fHvj35

●『裁縫女子』は↓で最初の4ページが読めます（無料）。
http://xfs.jp/yVaxt